偽教授卆業杯に参加された皆さま、お疲れさまでした。
２度目のグランプリという事でもうありがたい限りです。これからも精進していきたいと思います。
さて、今回の作品「私たちの卒業式」ですが、実は本来卆業杯に出すつもりだったのは全く別の作品でした。ですがそちらは書いている途中で「あれ？ 卒業ってなんだっけ？」みたいなことになったので、改めてストレートに卒業をテーマにした作品を書いてみたのです。
自分は短編ではどんでん返し、意外な結末というのを盛り込むようにしていたのですが、それは作品によっては主題をブレさせたり蛇足になってしまったりすることもありました。ですが他の作品を読むうち、案外ひねりのない（良い意味で）作品でも受け入れられるのではないかと考えるようになりました。そういった意味で、今回の作品は１つの転換点になったと思います。
あと、テーマ杯ではとにかくテーマを正確に表現する事を第一に作品を書いているので、前回の豪雪杯、そして今回の卆業杯とその部分を評価していただけたのは作者冥利につきます。最後になりますが、このような機会を設けてくださった偽教授様、本当にありがとうございました。