ここ2、3か月の成果が、目に見えてくるようになりました。私はあまりさっさとすましたいという気持ちがなくて、寄り道し、沼にはまり、人に捕まり、というやり方なのですが、おぼろげながらも最初の情熱を忘れないでいるのに、一番よいやり方かなと(うすぼんやりと)思います。How toに縛られると落ち込みますし。
創作することは、世の中での社会経験と同様に、冒険に近いものがあります。いくらなんでも理想は大事だし、あんまり悪いことをしていると、しっぺ返し以上に悪いものが跳ね返ってきます。(この辺、心当たりがある、ようなないような)
運命という言葉には色々な意味がありますが、運命以上に大事な、自分にとって意味あるものにしていく、ということに年々実感が伴っています。うなづかせたいのは自分だし、満足させたいのも自分です。けれどもそんな自分を、良いと言ってくれるのは他人で、それは自分よりもうれしいわけです。でも、そんな他人のために、最初の一行、最初の一コマを描く自分ではありません。それはやっぱり、自分が楽しいからです。でも、ただ楽しいからと書き進めているわけではなく、常に他者のことに思いを巡らして、自己というものから一歩ずつ離れていきます。
複雑怪奇なようでいてとってもシンプルなこの進み方、一体どこで学んだのでしょうか? おそらく、学んだのではなく、学ばせてもらった、というのが近しいと思います。試行錯誤を自分だけでやるのでなく、他人も巻き込んでいくこと。学校とか会社は本当はそんな役割も果たしていたのかな、と思います。この機能は残念ながら少しづつ消え去っていくような、そんな予感だけがあります。