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この傑作をなぜ今まで見なかったのか……

たまには小説以外のお話を。

『グラディエーター』を見ました。

感動しました。

面白く無い瞬間が皆無。

およそ四半世紀前の映画とは思えない、完璧過ぎるスペクタクル。

常に目が離せず、息継ぎができない。

物語に山と谷の波はあるはずなのだが、常に前の山を次の山を大きく超えてくるので、後半の谷が前半の山を超えてくる。

余計な語りが無く、映『画』している。

陰と、太陽と、それが照らす薄橙の明暗が恐ろしく美しく、絹のような微細さとなめらかさがあるが、剣闘士が殺し合う光景は荒く、激しく揺れ動き、視界が霞むようだが、それは確かに網膜が捉えられるほどの絶妙な均衡を保っている。

やはり映画はよいものです。『グラディエーターⅡ』も楽しみです。

2件のコメント

  • こんにちは。ヤナギメリアです。
    私は雛形の作品ですが、コロッセオの戦闘シーン直前。大勢がラッパ吹いてたり、原始的な太鼓叩いてたり、開戦を告げる前口上とか参考にしました。

    重要なキャラクターに剣闘前に、剣舞を舞わせてみたり。いや、お懐かしい。
    今度ちゃんと全部見ようと思います。
  • 【補足】

    『グラディエーター』は、2024.10.16現在、全国の一部の映画館で4Kリマスター版が再上映中。またアマプラで100円でレンタルできます。
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