変なところで時間がかかってしまいましたけれど、M&Cようやく完結しました。
まあ、お話自体は企画の方でとっくに完結していたので、載せ終わったという表現が正しいのでしょうか。
お題部分が欠けることへのフォローといくらかの設定面の追記以外、企画掲載版とそんなには変わっていないです。
やはり単体の物語として見てしまうと流れが変だなあとは思いつつ、せっかく楽しかった企画の痕跡なので、あまり多くは変えずに残してあります。
企画主の関川さん、一緒に冒険した皆さん、その節は本当にありがとうございました! また遊んでいただけたら嬉しいです^^
せっかくなので企画の振り返りを。
この企画は関川さんが提示するお題ストーリーに沿って、似たフレームを活用しつつ自分の物語を展開していくという流れでした。
お題は週に1回、一話ずつしか発表されないため、先の展開が分からない状態での執筆になります。このスリルが個人的にはたまらなく楽しかったのですが!(基本的に行き当たりばったり、好きなんだね……)
まあ事前に大まかなネタの言及はあったり、次回分は案という形で前週のうちに発表されていたので全く分からないというわけではなかったのですが。それでも毎度ビックリさせられていました(笑)
お題をどこまで忠実に使うか、その裁量も参加者に任されていたので、自分は最初の段階で、3つだけお題より優先するポイントを決めました。
・主人公がモンシロチョウであること
・最後○になって×になる展開(いちおう伏せる)
・エピローグの文章(の要点)
ひとつめがわかりにくいですね。
例えばお題ではカナリアに相当する登場人物は、『転生前の知り合い』という指定でした。
……一瞬、キチョウでも出すか? と思ったのですが(笑)、だからなんだという感じになりそうですし、転生前の『誰かとの関係』や『感情』の想定は、モンシロチョウ「らしさ」を無視しないと成り立たなくなってしまいます。
でもそこは「主人公がモンシロチョウであること」を優先し、カナリア側からみて一方的に再会、という形に変更しました。
そんな感じで、この一つ目のポイントがけっこうくせ者でしたね(笑)
上記3点以外はなるべくお題に忠実に書こうとしたのですが、後半に行くにつれてかけ離れていくのはどうしようもなく……。お題の中では転生前の関係が重要になっていったりして、どうすり替えるか!?で頭を悩ませたり(笑)
結果、単に設定上の兼ね合いで存在することになったアゲハが意外に活躍したりと、自分でも訳の分からない展開を辿ったりしましたが、このわからなさが妙に楽しかったんですよねえ……。
ちなみに自分の当初想定通りに書けたのは、最終話とエピローグを除いたら、おだんご旅道中のシーンくらいです(笑) あそこはお題の中で自由にやって良いよ的な部分だったので、ねじ込んだのですが。
皆さんはどんな風に書いていたのかなあ。
企画ノートでそんなお話もしてみたかったのですが、妙なビビリが発動して躊躇してしまった^^;
また機会があったら遊んでもらえるといいな♪