第三部を書き終えて
色々とメモ。
♪各話を執筆する際イメージと参考にした音楽
パーカス大作戦編 全体イメージ
チャイコフスキー - イタリア奇想曲 Op.45 カラヤン ベルリンフィル:https://www.youtube.com/watch?v=kuivnUaeqmg
アリのイメージ
組曲ガイーヌ バラの娘たちの踊り
Aram Khachaturian - Gayane - Dance of the Rose Maidens:https://www.youtube.com/watch?v=oXooOF-DlcQ
その33-2 カノーなんか大っ嫌いっ!
かのーとアリの逃走
組曲ガイーヌ 剣の舞:https://www.youtube.com/watch?v=7uvrpatDh3E&list=RD7uvrpatDh3E
♪所感
・シティアドベンチャーと群像劇の要素をもう少し強くして書いてみようと実験的に十年前は入れた部だが、割とうまくいったような気がする。
・でもなげえ、めっちゃなげえ。一部と二部が大体40話前後なのに対し、三部は60近いっていう。後でもう少しコンパクトにしたい。
・冒頭のオーボエの森のシーンをリメイクする際カットしようか迷ったが、オーボエドラゴンの伏線は後々出て来るので入れたらこんな長さに。
・「その37-1 少女の独白」と、「その37-2 後悔するの嫌なんだ」は順序逆にした方がよかったんじゃないかって今更後悔している。どっちの方がしっくりくるだろう。描きたかったのはこの世界の秘密に関わる伏線だった。どうしてこんな短期間で彼等が急成長できたのか?という部分をそれとなく匂わせるつもりで追加したんだけど、なんか日笠さんがヤンデレしてるだけになっちゃった……やべえ。
♪各キャラについて
☆エリコ
・今回の部は触りということで、彼女がどんなに破天荒で、お騒がせ王女かというのを描写するにとどめたつもり。
・彼女の活躍はこれからで、むしろこれから先物語の核にも絡んで来る予定。
・興奮するとなんで目が紅くなるのかは四部で説明予定。
・レッドカレー=ベ=ト・オンの偽名もちゃんと伏線になってます。
☆チョク
・太閤立身出世、バリバリエリートを目指すたたき上げな彼ですが、彼もエリコ同様に本格的な活躍は第四部から。
・劇中でハゲハゲよく言われるけど、前と比べてちょっとおでこが広くなっただけ
・アイコを見て「姉ちゃん!」って言ってた件。そのまんまで彼の姉がアイコのドッペルさんという設定。ちなみにミドリ女王の第一お付きである。
☆カナコ
・イメージは任侠肌の大親分
・シングルマザーという設定は、彼女のモデルになった人のリクエストで設定したもの。
・マーヤ達英雄と呼ばれる五人は、十年の月日を経て皆それなりの地位に就く人物となっているが、彼等はそれぞれ一つ目標を持っている設定にしている。
・彼女の場合は、『商人として経済的発展でこの国を豊かにする』という誓いが根底にある。
・彼女もエリコやチョクと同じく、今後の物語に絡んでくる予定。
・彼女の棒術の師匠であるカノーはいわずもがな、かのーのドッペルさん。
☆アリ
・年齢の割に、背伸びして早く大人になりたいと思っている少女を描きたかったので登場させた。それに加えて考え方が六歳の癖にやたら大人びた性格なのは、シングルマザーという環境で育ったのが一因にあるという設定。
・真っすぐな正義感で、それだけでは生きていけない大人の世界に対し、子供ながらにどうやって立ち向かうかを書きたかったが結局蹴りで解決というオチに……ちょっと弱かった。無念。
・ちなみに18歳になった彼女は、幸いにも母親に似ず父親の遺伝子が勝利したため、すらっと伸びた高身長の美人に育つ。
・母から教わった棒術の腕もかなり上達し、文武両道器量よしの娘に。
・経済学の勉強のため単身スタインウェイへ留学するのだが、幼いころの思い出として美化されたあのバカの事が忘れられず未だ恋人なし。告白してきた男子に「あなたは決死の覚悟で四階から飛び降りることができるか?」というとんでも発言をかますというアフターストーリーを考えていたがボツにした。
☆シズカ
・何でもできちゃうスーパー秘書。結構お気に入り。
・イシダといい、チョクといい、日笠さんといい癖のあるトップを支える№2達は大体キャラが被る……苦労人飲み会とかさせたい。
・一応設定があり、エド国のくのいち。抜け忍として国を追われ、この大陸に流れ着いた所をカナコに拾われたという経緯。多分劇中で書くことはもうない。
・出身はエッチュウ。口癖の「だやい」は訛り。
☆ウエダ
・19歳です!
・19歳なんだよ!でもイメージは髭のないトル○コ
・野望高き向上心の塊のような若者が、彼なりの美学の下大物に挑む様の描写にチャレンジした。結果はいまいちだった。無念。
☆ツネムラ
・三白眼多すぎない? スイマセン出し過ぎました。
・左手が自慢の根っからの武闘派という設定だったがいまいち出番がなかった。
・こーへいの言葉通り、彼はこの後の部でも再登場の予定。コル・レーニョとの確執はまだまだ続く。
☆ブスジマ
・新しいコル・レーニョ出そうか迷ったけど、復讐に燃える白髪鬼ということで再登場させた。
・見事な咬ませ犬っぷりに時任さんも大満足です。恐らくもう出番ない。
・なお、彼が使ったグレネードは管国から盗んだ新武器。騎士の国である弦国に対し、管国は重火器の開発を最近進めつつあるという伏線。
☆モッキー
・今回のトリックスター。書いてて楽しい好きなキャラである。
・得意の投擲は前作『只今部員募集中!』からの設定の引継ぎで、いつも胸ポケットにリーチ棒をしまっており、必要に応じて投げる。
・その時のカッシーのツッコミは「おまえは弥七か」
・ちなみになんでモッキー?かというあだ名の説明は、10年前の話では3回ほど天丼芸で東山さんがカッシーに尋ね、結局わからないまま終わるというオチだったのだが話が長くなるのでカットした。
・なんでモッキーかは本当にどうでもいい理由である。
☆妖刀時任
・汚れ役(物理)
・イメージは「うしおととら」の「とら」。
・当初はカッシーの影があまりにも薄くなってしまったので、テコ入れのために登場させたのが理由だった。しかし今後は七人目の主人公として物語の核心に絡んで行く予定。
・ただ無双になるのは嫌なので、筋肉痛のペナルティを付けたのだが結果、カッシーはこれから毎回の部で悲惨な目になる羽目に。
・ちなみに、和音は退魔師に伝わる技法。カッシーの身体を操るのは時任の特性でありルーツは別。奥義の名前は長調と短調のもじりです。
☆カッシー
・委員長やかのーという濃いキャラに押され影が薄かったが、時任の登場によりようやくここから主人公の中の主人公っぽい活躍がはじまるように。
・やったねカッシー主役ができるよ!(死亡フラグ)
・日笠さんとの仲は男女の友情といった関係なので、10年前は特にそう言った関係には発展しなかったがどうしようか迷う。
☆日笠さん
・多分これからも中二全開の呪文はやめない。少し短くしようとは思っている模様。
・一般的な常識人の苦悩を描こうとしたが難しい。カッシーが現状を受け入れてそれでも前へ進もうとするのに対し、日笠さんは現状を受け入れられず足を止めてしまい、それを彼女は『成長してない』と表現しているわけですが、ちょっと唐突過ぎたかもしれない。でもこれからどんどん病んでいく彼女の伏線として今のうちに入れておきたかった。「その37-1 少女の独白」はちょっと手直ししたい。
☆こーへい
・今回の部の主役その1 ギャンブル狂
・のほほんとしてる癖に、いいとこ全部掻っ攫っていくごっつあんキャラ。
・豪運改め爆運。勘の化物、爆☆誕。こんな勘の良さはありえないがそれも一応理由があるのよ
・決勝戦は最初ブラックジャックだった(エリコのリベンジという意味合いも含めて)が、なんか見栄えがしないのでポーカーに変えた
・あんまりルール詳しくないから粗があったらどうしよう……
・ちなみに彼は六人の中で一番大人という設定(雀荘とかによく通っていて、大人の世界に触れる機会が多いため)
・イエスマンのように見えるが、主張はちゃんとあり、でもよっぽどでない限り、あまり強く自分の意見を前面に押し出さないだけ。
・理由は大体世の中なんてよっぽどのことがない限り何とかなると思ってるから(彼のモットー:人生はチョコレートの箱のような物。開けてみなくちゃわからない)
☆かのー
・今回の部の主役その2 バカ
・物語の当初はギャグキャラと汚れ役を担うために登場させただけだったが、三部でアリと絡んで一番しっくりくるのは誰だろうと考えた結果、三部の主役の一人に抜擢することにした。
・基本的に何にも考えていないキャラなので、本能の赴くままに行動する奴がこの場面でどうするか?とか考えるのは楽な部類だった(一番面倒くさいのはカッシー)
・こいつが全編主人公だったらどんなに楽だろう、チクショウ。多分破綻するけど。
・彼の成長部分は『ギャグ体質』。これが成長するってどんなんだよ!って思うかもしれないが、それもこの世界の秘密と繋がっていてちゃんと理由がある。
・ちなみに、落下や打撃、衝撃は回復できるが、剣や槍の刺突や魔法による熱や爆発は無理、多分死ぬ。某ゴム人間みたい……。
☆なっちゃん
・三年寝花子。
スヤァ
_,,..,,,,_
/ ,' 3 `ヽーっ
. l ⊃ ⌒_つ
`'ー---‐'''''"
にゃむっ!
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./ ゚ 3 `ヽーっ
l ゚ ll ⊃ ⌒_つ
)`'ー---‐'''''"(_
⌒) (⌒ ビターン
⌒
☆東山さん
・伝説:15メートル以上のカメレオンの鼻面を殴り、怯ませる ←New!
・ただでさえ強いのにヌンチャクを装備し、攻撃力アップ! もう誰も止められない!
・新たな武器は最初トンファーかヌンチャクで迷ったけど結局ヌンチャクにした。
・今までの部は主力戦闘員として頑張って来たが、これからはカッシーと徐々に交代していく予定
てなわけで第三部いかがでしたでしょうか。
次回からは第四部『コルネット古城の死神編』となります。
今までは割と頭脳プレーで乗り切って来たカッシー達ですが、次回は戦闘シーンが多目の予定です。
今後ともよろしくお願いいたします。
ヅラじゃありません。