• エッセイ・ノンフィクション

呪い

グリムノーツの募集用に下書きをし始めている。
元の童話のその後までを書こうとしているのだけれど、そのお話の中に出てくるのは、主人公が悪夢をみながら念じるとその主人公をいじめる者の夢の中にも同じ夢が出てきて相手に恐怖を与えるというくだりがある。
中世に本物の魔女がいたとは到底思えなないけれど、魔女的要素のある人はいたのだろう。。まぁ、男でいえば、悪魔的要素。。

最近よく思い出すことがある。
「お前は世の中の害にしかならない。仕事をすれば周りに迷惑しかかけない。結婚すれば相手を不幸にする。お前は疫病神だ。」
母が生きているころから「ダメな人間」呼ばわりされていたし、それを言わさせられてもいた。だから、私にとって「ダメな人間」というキーワードには、未だにトラウマを抱えていると思う。。
ただ、このところ、母親死亡後、そんな暴言の狭間に何度か父の激高が激しくなるにつれ、言われた言葉「疫病神」を思い出すことが多くなった。。。
今の旦那さんのよく言う言葉とかつての夫が私に言った言葉。。
これがきっかけだと思うし、わたしが、自分の歴史を書き出してから、私の根源的問題に着目するも、今の旦那さんへのエクスキューズからと、道徳的考えも相まって、中々本心を書けなかった部分でもある。
今の旦那さんと元夫は自分を言い表す時の言葉の違いがある。。
元夫は自分の事を「俺」と言うし、今の旦那さんは「僕」と言う。
父はどうだったか?
家では「俺」と言っていた。外では「僕」と言っていた。。。
勿論、母に対してが「俺」で、私に対しては「パパ」と自分の事を表現していたが、母が亡くなってから私に対して激高するとき、「俺」と表現していたことも思い出した。
認知症になってからは私に対しては普段から「俺」で、外では機嫌のよいときは「僕」。。癇癪を起したときは外に対しても「俺」だったことも思い出した。
まぁ、父の事はどうでもいいのだけれど。。

きっかけの言葉は「僕の事を君は愛していないんだろう。」だ。。
私は今の旦那さんを愛せないのではない。男女の愛に限って言えば、誰も愛せないのだと思う。
「疫病神」という言葉。。
何だか呪いをかけられて育ったような気がする。

それでも生きていかなくてはならない。。
誰にも迷惑をかけずに生きるのなら、働かねばならないし、
誰かに養ってもらうなら、その人を愛さねばならない。
二つの選択肢の中でどちらに対しても「疫病神」だったら?どうしろというのだ。。誰にも迷惑をかけないような生き方がどこにあるというのだ。
どうして私を母に産ませたんだ。。とインナーチャイルドな部分の私は叫びたくなる。もう一つ思い出せば、母が私を身ごもった時、父は私が産まれる事をを反対したらしい。。母から聞いた話だったけれど。。

来月から資格を取らせてもらえながら働ける職場に変更します。
10月からは学校通いも始まります。
勿論、旦那さんを愛せるように努力もするし、
介護職というスキルを伸ばそうと決心しての転職でもあります。
今月のうちに募集用の話の骨格だけは作っておいて。。(趣味の領域)その後は勉強のほうに打ち込みます。

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