• エッセイ・ノンフィクション

空けちゃったから昨日になる。。
昨日は「千匹皮はレイナ」の3話を書いた。。
そのせいだろうか?懐かしい人の夢を見た。。

母。。。

父とは今絶縁している。。しかし、父に対して憎しみを持ち続けているわけではない。
認知症の父親を見放すのだからそれには相当の葛藤があった。
しかし、私ではだめなのだ。
父の潜在意識の中では私は娘ではなく、昔の女になってしまっているのだから。

母は私が11歳の時に医療過誤で亡くなっている。
居ないはずの母が昨夜の夢の中では生きているのだ。。
その母を実家に置いたままにしてきたのだから、
私は気が気ではない。。
暴力、暴言の父だった。
そんなところに年老いた母を置いてきてしまった。。
夢の中ではそんな設定だった。。

私は旦那さんに母を引き取りたい。。母に本当の事を話して父とは別れてもらって私のところで生活させたいと泣きながら懇願していた。。
泣いているうちに目が覚めた。。
夢だったと思った。。目が覚めてみれば母はとっくの昔に死んでいたのだと思った瞬間。。死んでいてくれて良かったと思った。。生きていれば娘のこんな人生。。地獄だったろうと思う。。が、すぐに打ち消した。。
「死んでくれていてよかった。。」
そんなはずはない。。あんな死に方。。あんなに苦しんで死んでいったではないか?とまた泣けてきた。。
少し冷静になってみると義母に対しても思いがこみ上げてきた。
義母が父の彼女だったころ、私は実家を出て自分が父の刃から逃れる事だけだったように思う。。彼女の心を思って本当の事を話さなかったというのも本当だが、私が実母を思うように一緒に暮らしたいとまでは思わなかった。。

ああ~昨日、物語を書いたからだろうか?
私は再び己の心の深淵を覗き込んでいるのだろうな~と思った。

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