電子書籍(Kindle本)リリースまでの経緯をエッセイにまとめてもいいのだけど。なんとなく、近況ノートをひらいてしまった。
審査を通過した当日は、浮かれてて気づかなかったのですが。
翌日、少し冷静になってKindleストアのページをすみずみまで見ていたら…
>日本文学研究
>評論・文学研究
カテゴリ分類がおかしいような気が。
なお、該当作『神がかりのジャンヌ・ダルクと悪魔憑きのトリスタン・ル・ルー』は、アレクサンドル・デュマ・フィスの未邦訳小説を翻訳・翻案した歴史小説です。
評論も研究もしていないぞ…
他はどんな感じだろうと思い、三銃士、モンテクリスト伯、王妃マルゴなど、タイプが近いと思われる名作タイトルのカテゴリを確認したら、トリスタンと同じ「評論・文学研究」になっててますます困惑。
まさか、西洋史のフィクション小説は、歴史・時代小説どころか小説・文学カテゴリとして扱われていない…のか…?
以前言われた「西洋史ものは商業で需要がない」の真意は、分類するカテゴリ自体が存在しないという意味なのか?! そんなバカな!
これは致命的な気づきかもしれない。
有名なタイトルや作者なら、名前で検索すれば浮上します。
けれど、非商業で無名の新作→ただでさえ埋もれがちなのに、関連するカテゴリで検索しても浮上しないなら、西洋史の歴史・時代小説に興味がある人に届かない。
その一方で、評論や文学研究している人からすれば「西洋史のフィクション小説」が研究カテゴリに混ざっていたらそれこそカテゴリーエラーでしょう…
アカデミックな史実界隈では、歴史・時代小説は史実と虚構の判別がつきにくいため「目障り、迷惑、害悪」だと嫌悪している人が一定数います。
私は、史実に敬意を払いつつも好きな物語を自由に書きたいと望んでいます。
ですが、私の言動や創作活動で誰かに迷惑をかけるのは不本意です。
互いの平和のためにも、棲み分けるのが理想だと思っています。
ゆえに、トリスタンのリリース後に何か問題にならないか少し心配になってきました。
その後、カテゴリ変更を申請できると教えていただき、その結果は…
長くなってきたのでまた次回!