連載中の「天空の姫君と異世界の竜騎士」の主人公の佐々木リュウトの名前を、一部のキャラクターを除き異世界人には「リュート」と呼ばせていますが、もちろん意味があって「リュート」と呼ばせることにしています。
ですが、「リュウト」と「リュート」は文章で見ると「ウ」と「ー」で文字が違っても、発音的には一緒なので、違いは何なのかということが説明不足だった(というより、小説内ではできなかった)と感じたので、補足をさせていただきます。
日本語の母音は「あ」「い」「う」「え」「お」の五種類しかありませんが、外国は五種類より多かったり、少なかったりしています。
他にも、「ん」は"n"、"m"、"ng"で使い分けている国もありますし、日本人が聞き分けられる「す」と「つ」は、東南アジアの方では一緒に聞こえるそうだったり、逆に日本人は"L"と"R"が聞き分けられない人が多かったりしています(発音学は専門ではないので間違ったことを言っていたらすみません)。
そういったように、異世界人の耳には「ウ」と「ー」が違う音に聞こえている、というのがこの作品の(少し特殊ですが)設定です。
と言っても、やっぱりわたしの耳にはリュウトもリュートも同じ音に聞こえるので違和感がないこともありませんが、クライマックスに向けた重要な要素として存在させた設定なので、きちんと回収していければ、と思っています。
読者の方は、「リュウト」でも「リュート」でもどちらで呼んでいただいても構いません。
ただ、下書き中、作者が想定していたよりもリュウトとリュートで間違えるので(笑)、誤字がありましたらご報告いただけると嬉しいです。
お読みくださり、ありがとうございました。