執筆開始から1カ月が経とうとしておりますが、非常に展開が遅いゾンビランドナラ第5話。ようやく吉備真備が登場でございます。いや、ただのコスプレおじさんかもしれないけど・・・。
さて表題ですが、私は昨今乱発される異世界モノが苦手で、とくに異世界で現代スキルで無双する話とか、チート能力とか、強くてニューゲームとか………もはやNGワードに近いものがありますw
アニメでも漫画でも上記ワードがあればよっぽどじゃないと観ない読まないっす。
だって、ねえ。はじめっから無敵モードって、それじゃあドキドキもハラハラもワクワクも無いじゃないですか。
ドラクエでレベル装備MAXから始めて面白いんかって話。
1回クリアした後なら無敵モードも楽しいんですけどね。
さて、大抵の異世界モノの舞台になっている剣と魔法の世界ってのは、私がガキンチョの頃のドラクエとかのRPGがベースでしょうか。「勇者」って職業?が世間に認知されたのはアレがあったからでしょう。
スライムにも苦戦する若者が「魔王倒しに行く」と豪語して、棒と布服だけで旅に出るという、今思えばヒドイ話ですがw
城の兵士を護衛につけてやるとか、せめて親衛隊クラスの騎士レベルになるまで訓練してやるとか、なんかなかったのか、と。
王様はもしや、魔王退治を口実に、誇大妄想癖のある無職を厄介払いしたんじゃないか、と邪推してしまいますね。
それでも、一つ一つ困難を乗り越えて新たな世界へと進んでく旅に、僕らは夢中になった。何も持たない異世界の少年を自分と重ね合わせて、冒険を疑似体験できた。あのワクワク感は今でも胸に焼き付いている。
小説でいうと「ロードス島戦記」が剣と魔法の世界を世間に広めた作品に当たるだろうか。
無名の騎士が冒険の旅で成長して、やがて世界を救う活躍をする物語…だったかな。うろ覚えw パーンも黒騎士アシュラムもカシュー王もカッコよかった~。
まあ、そういう「特別な存在じゃないただの一般ピーポー」というスタートが、学校でも特に輝くことなく埋もれていた私にドストライクな設定だったわけですよ。
クラスに一人は居た、文武両道でイケメンという、まさにチート持ちのような奴が主人公だったら感情移入どころじゃない。
現世でダメダメだったヤツが異世界転生で最強になるってのも多いようだけど…。
うーん。結局それってレベルMAXでゲーム始めるようなもんにしか思えなくて…。
それ系の作者さんゴメンナサイ。
けど、歳とってわかってきたのは、チート持ちのような人間も実はめっちゃ努力してたってこと。野球のイチローはチームメイト某氏曰く「天才が一番努力するんだから俺ら勝てるわけねえ」だそうです。
だから何を言いたいんだ私は。
つまり、棚ぼたで最強になるってのはなんか違うって思ってまして…ええ。
とにかく、ゲームにしろ小説にしろフィクションってのは、どうあがいても勝てないような相手をどうにかして倒すから面白いと思うんです。
ああ、そういえば奈良の高校野球では生駒高校が強豪智辯学園に春夏連続で勝利するという、スーパー下剋上が起こりました。
あんなもの小説で書いたらボロカスに批判されそうな出来事ですよ。んなこと起こるわけねえだろ!って。
起こっちゃいましたよ。一度だけならフロックだけど二度までも…。まさに、事実は小説より奇なり。ですね。
さて、ここまで無茶苦茶書いたけど誰かの作品批判とかそういうのじゃないんです。食べ物の好き嫌いみたいなもんで、「私はなぜピーマンが嫌いなのか」というのを事細かく説明しただけ、といいましょうか…。やっぱりそれ系の作者さんゴメンナサイ。
どれ、ゾンナラ執筆が落ち着いたら次は「異世界転生で最強になった勇者、をぶっ倒しに行く魔族の下っ端」の話でも書いてみましょうか。