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久々に嗜みました

こんな時間にふと思い立ち、4年ぶりに書道を。
といっても1時間で3枚しか練習できませんでした。
条幅紙なのに筆は半紙用なので迫力に欠けますが、ブランクがあった割にはなかなかよい筆勢なのではないかと思います。

なにより書道は心が落ち着きますね。
墨液のにおい、筆の穂先が墨を吸って膨らんでいくようす、真っ白な和紙の上にどう黒を乗せていくか精神を集中させる時間。
邪念がなくなり、無心になる瞬間。
最近まで心穏やかでない日々を過ごしてばかりだったので、余計にヒーリング効果がありました。
字のセレクトが『無量寿』なところも、ああ自分疲れてるんだな……って感じです(笑)

書は白と黒のバランスの芸術。
紙と墨しか使わないのに、その表現はどの芸術よりも幅広く奥が深いです。
限られた枠の中でこれほど書き手の性格が出る芸術もないのではないかなと思います。

小説は書と違って、どんな色でも足し引き自由です。
そればかりか、書は平面を飛び越えてはこないけれど、小説は軽々と超えてきます。
選んだ言葉や文章は次元を超えて、読者の頭の中に想像という形であらゆる世界を展開することができます。
これってとってもすごいことですよね。
小説という表現媒体のもつポテンシャルを改めて感じました。
ただ書と正反対で、制作過程では妄想力という名の邪念まみれになることが難点ですが。

読者にいちど発動したら解除できなくなる、つまり一度読んだら止められなくなるような領域展開を会得できるよう、これからも執筆をがんばっていこうと思います。

書道教室を舞台にした恋愛短編とかも、いつか書きたいなあ(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)

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