夕藤さわな

ただの迷惑な変態こと、十六才の若さで高名な動物画家となったクリス少年と。 クリスの相棒にして親友にして一番の被害者こと、ペガサスのベガ。 動物たちをなでなで、もみもみ、ぺろぺろ…

あなたとの婚約を破棄させていただく！ あなたのような音痴が我がフリーリア国の王妃にふさわしいはずがない！ ＊＊＊ 音痴と筋肉ゴリラを連呼したかっただけの緩い短編です。 緩ーー…

幼馴染の青年によって鬼にされた少女と。 幼馴染の少女を鬼にした青年のお話。

幼馴染で親友だった勇者と魔王の再会から始まるゆるーいお話。 ＊＊＊ 2024/03/29 すでに公開済みの第1話～第17話までを修正しました。 修正点は以下の通りです。 …

KAC20248「めがね」参加

KAC20246「トリあえず」参加

KAC20247「色」参加

KAC20245「はなさないで」参加

KAC20244「ささくれ」参加

KAC20243「箱」参加

KAC20242「住宅の内見」、「黒歴史放出祭」参加

戦争なんてイヤだ！ あんな思い、二度としたく……な、い……！ 王位継承権なんてあってないような末っ子王子のアルバート・グリーン・リグラス。 その乳兄弟であるユウキが突然、そう叫…

KAC20241「書き出しが『○○には三分以内にやらなければならないことがあった』」参加

猫の名前と勝負パンツなこと以外はほぼ実話。

「鋭く尖った注射針の対義語は何か。むにゅっと柔らかいお猫様の肉球だとは思わないか、綾辻君」 「同意です、夏目先生」

吾輩は猫である。 名前はあるようだが覚えてはいない。 最近、吾輩の下僕が〝りもーとわーく〟とやらを始めた。

週末ばんざーい。

彼は毎日、夕方になるとやってきた。 ブロック塀の上をすたすたと歩き去っていく日も、庭を堂々と突っ切っていく日もある。 どちらにしろ窓の前を――私の世界を彼は一瞬、横切るだけ。

短編賞創作フェス　3回目「秘密」参加作。

短編賞創作フェス　2回目「危機一髪」参加作。

短編賞創作フェス　1回目「スタート」参加作。

年神様の娘はいつだって十二柱。 なのに、どうしたことでしょう。 新しい年神様の娘は十三柱だったのです。

――結婚式の準備はそっちに任せるよ。 ――それでさ、この二人を側室として迎えようと思ってるから。 ――上手いことよろしく、正妻さん。 数か月後に夫となる予定のトンプソン男爵家子…

　家賃回収代行業者の私がナイトクラブを訪れたのは家賃を滞納している少女を見つけるためだった。少女の代わりに家賃を払っていた〝右手薬指に指輪をはめたその人〟の元に辿り着いたけれど、…

――ウェスティア国に戻ってきて国王になれ。 ユージンのもとに届いたのは異国の踊り子を母に持つ卑しい王子として冷遇した父方の祖国からの手紙だった。 ――わたくしを唯一の神と崇め…

竜の血を媒体に起動する杖と。 杖を研究する先生と。 先生に買われた少女のお話。 ＊＊＊ ノベプラの「魔法のお守り」短編小説コンテスト参加作。 お守りは「黒竜の血の杖」。

一九四一年九月に始まったナチスドイツによるソ連第二の大都市レニングラードの包囲は年が明けた一九四二年一月の今も解ける気配はない。 飢えに凍てつく寒さが加わり死神たちはさらに忙しく…

「隣に立つのにあなたのような人は相応しくない！　婚約破棄です！」 　どうしてこんなことになってしまったのか。 　卒業パーティという華やかな場に相応しくない不穏な空気の当事者の一…

どうしてソフィが危険な街の外に興味を持つのか。 その理由は魔王を倒した〝英雄〟であり、今は亡き父親が幼いソフィに語った冒険譚。 そして、優秀な冒険者にして、〝英雄〟の息子にして…

看護系学校図書館の殻付きヒヨッコ図書館司書も、 鳩胸のナイスミドルな担当もフィクションですが、 有隣堂さんにいつもお世話になっているのはノンフィクション。

80エピソード、6万字強。 3月中毎日更新、3/31完結予定。 カクマラソンに参加するため、エブにて公開していた作品を引っ越し。 ヨムマラソン向けに１エピソードが100文字～1…

KAC20235「筋肉」参加作

KAC20233「ぐちゃぐちゃ」参加作

KAC20232 「ぬいぐるみ」参加

KAC20231「本屋」参加

龍を捕まえればどんな願いでも叶う。 そんな言い伝えを信じて幼なじみの高校生三人組は龍を捕まえにいく。 ＊＊＊ 二万字ほどのお話です(/・ω・)/

1万字弱、全6話のお話です。 紹介文がプロローグ☆ ＊＊＊ 　宇宙は広い。とてつもなく広い。 　そんな広い宇宙だけれどうっかり宇宙船と宇宙船がぶつかってしまうこともある。 …

髪を伸ばしたり。 ツンデレを会得するために弟子入りしたり。 好きなやつのために頑張る姿はかわいい。

谷に暮らす龍が王都の空を飛んだ。 巨体は王都に影を落とし、その影は飛び去ることなく広がって重苦しい雨雲になり、何年も王国を覆い続けた。 人々の嘆き悲しむ様に心を痛めた聖女は龍を…

――どうしたんだろう。 長い髪が床につくのも構わずにクラスメイトの田村さんは教室に並んだ机や椅子の足元をのぞきこんでいる。 何か探しているようだ。

脳が引き起こすバグ。 論理的に思考できなくなるバグ。 人間には必要なことかもしれないけど、生殖活動により種を残す必要のないロボットにとっては不要なもの。 取り除くべき、ただのバ…

小さい頃から夕飯はお母さんと二人きりだった。 お父さんが帰ってくるのは朝の三時頃で、それからお風呂に入って布団に入るのが四時頃。 私の起床時間は熟睡中だ。

不死鳥、フェニックス、鳳凰、火の鳥――。 前世でならそんな名前で呼ばれただろう、美しいオレンジ色の炎をまとった鳥を目の当たりにして俺は固まった。 「感動しすぎて声も出ないか、人…

多くの人間は妖精に触れることができない。 にも関わらず、妖精は人間に触れることができる。 この厄介な生態が妖精災害の対処を困難なものにしていた。 増加する妖精災害と、それによ…

なにせ、やっとこさ、推しに貢ぐことができる！

乙女ゲー『つるりん卵肌なキミに恋したい☆』のメインヒロインに転生しちゃった元女子高生の主人公。 無難に皇太子ルートに進もうと思っていたけど、悪役令嬢ロザリアちゃんのマシュマロおっ…

――これで信じてくれましたか。 ――僕が未来からやってきたということ。 ――……父さん。 ハタチの誕生日に俺の前に現れた少女・ミコト。 野良猫みたいに図々しい彼女は未来から…

小説と図書室とニシキアナゴとチンアナゴが大好きで、恋愛小説がちょっと苦手で、恋愛事にちょっと（？）うとい、中学二年生の真隅　花。 見た目は地味だけど中身はちょっと意地が悪い、図…

隕石落下、地球滅亡……あと五分で終わる新婚夫婦のお話。

「お腹すいたの？　赤いきつね、食べる？」 「お腹すいたの？　緑のたぬき、食べる？」 遠足なのにおべんとうを忘れちゃったちかちゃん。 そんなちかちゃんの前に現れたのはふしぎな子…