• エッセイ・ノンフィクション

【時カタ】6.カタツムリが見た原点(1)アップしました

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【時を刻むカタツムリ】
6.カタツムリが見た原点(1)アップしました。

1日お時間を空けてしまいましたが、何とか復活です。
リアルタイムでお待ちいただいた方には、申し訳ありませんでした。



先程、これをアップする前に、5.カタツムリはカタツムリ(4)の設定を若干変更していますことを、併せて報告します。
和季の病気は新生児のタイミングでの発覚だったのですが、近年の医療事情にはばらつきがあり、あえて国内での告知ではなく、海外(医療先進国外)での出来事に変更しました(和季の母 洋子は元々、翻訳家設定で、後半にも影響がないと判断したので)。
その方が、日本の性分化疾患の患者さま、支援団体や専門の医師の皆さんにご迷惑がかからないのでは無いかと思いました。

また、カタツムリ、という表現が、和季をはじめとする性分化疾患の方々にとっては【前向きな意味ではない】という意味を強調するため、【皮肉】という表現を追加しました。
少しネタバレにはなりますが、【カタツムリ】は元々祐のことなので、表現方法を変えました。

次に、和季が【思いを通わせた人】という部分があるのですが、そこを、名前の出てこない第三者ではなく、瞬に変えました。
実際、血縁でないきょうだい同士が好意を持つ感覚は、現実世界でもありがちなことなのと、近くにいながらも、何ら秘密を知らない状態、歳上に憧れる世代なら、十分にあり得る話かな、と。

この部分は個人差もあるようですが……
和季と同じ疾患を抱える方は、男性ホルモンを投与されれば性欲も同世代並に湧くそうですが、普段はそうではないようで、フラットに近い方が多いようです。
幼い頃、外国で行った手術によって女の身体にさせられ、物理的に恋愛に消極的にならざるを得ない身体になっているという部分と、本来の自分は男性なのに…という状況の中で、瞬がどっちの性(女に変えられた身体?元々男の中身?)を見ながら和季を愛していたのかがわからない。年齢も離れているし、その気持ちに応えられない部分もあるからこそ、逃げた、という解釈に変えました。




さて、本題。
今日は、伊豆旅行に向かう前……祖母 勝子の四十九日に向かう道中の話です。
洋子と毅が出会い、再婚するに至るまでの話が出て来ましたね。
洋子は、姉御肌ですね。そういう部分が、何となく、和季にも受け継がれているのかもしれません。
それにしても、祐の中に仄暗い感情があったのは驚きです。

それではまた次回、よろしくお願いいたします。

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