【チェコの文化いろいろ】
チェコはビール王国です。ドイツよりもイギリスよりもアメリカよりも。なぜかをここで滔々と述べるより、下記のリンクがまとまっているので、よろしければ、そちらをご参照ください。
未知谷さま note 「ビールは樽で」
https://note.com/michitani/n/na340318fc8ceまた、チェコと言えば、ガラスの国でもあります。大相撲でもボヘミアングラスの優勝杯が贈られますよね。透明度が高くて細かなカッティングの施されたボヘミアングラスは日本でも有名です。
らいとらいとるさま note ボヘミアングラスについて
https://note.com/spojka_69/n/n3399567f0b06チェコビーズも手芸をする方にはなじみがあることでしょう。手芸店では定番のビーズだと思います。
ガラスボタンはどうでしょうか? かつて、ガラスでできた美しいボタンが実際に使われていました。今では留め具として使われることは少なくなったでしょうが、その美しさからコレクターは多く、ブローチや髪飾りなどのアクセサリに加工して使われることもあります。チェコでは今でもガラスボタンを作っている地域があります。その説明は本文に譲ります。
実際のガラスボタンについては、過去に近況ノートに写真を乗せましたので、そちらをご覧ください。
https://kakuyomu.jp/users/satoukako/news/16818093081090420032さて、最後に出てきたチェコ料理。舌を噛みそうな名前ですが、短くスヴィーチュコヴァーと呼ぶこともできます。このスヴィーチュコヴァーに代表されるように、チェコ料理はだばだばにソースがかかった料理が多いです。ソースというか、つゆというか、とにかく具のないシチューやスープのようなものをメインディッシュの皿にたっぷり注ぎ、それを余さず食べます。フランス料理のように、おいしいソースだけが余った皿を泣く泣く下げてもらうことはしません。とにかく、丹念に、心ゆくまで、ソースをぬぐい取って食べきるのがお作法ですから。そのぬぐい取りのために肉片やクネドリーキ(蒸/茹でパン)が添えられているのです。と言っても言葉ではなかなかお伝えしづらいので、写真を載せます。
添付の写真は五枚のホウスコヴェー・クネドリーキ付きのスヴィーチュコヴァーです。広大なソースの海に沈みかけの肉の島と白いパンのいかだ(これがクネドリーキ)が浮いているように見えますが、クネドリーキ五枚でソースは余さず食べ終えました。