書き手の方がここのところ近況ノートで創作論について語っていることが多い。
ある方が「創作論に沿って創作するのは『創作の自由』からかけ離れていっているのではないか」といった旨のことを仰っていて、それを読んだ方が各々自分にとっての創作論を語るって感じで。
個人的にですが、『SAVE THE CATの法則』等の創作に関する書籍に沿って小説を執筆するのって、イラストレーターでいうところのデッサンの練習みたいなもんで、デッサン力の高い人のイラストは「ちゃんとしてる」って思えるし、そうかと言ってセンスだけでデッサン力なんて軽く超えてくる神絵師もたくさんいるじゃないですか、あれと一緒だと思うんですよね。
実は自分も『SAVE THE CATの法則』買ってて、でもパラっと見てあとはお守りみたいに本棚に飾ってるだけなんです。
なんでかってゆーと、物語の構成、キャラの配置、ストーリー展開等、書いてあること別に意識せずにやってたからなんですけど。
これ当たり前の話で、『SAVE THE CATの法則』ってハリウッドの脚本家が書いた本で、いままでハリウッド映画中心に映画を人よりも多く観てきてる私には、『SAVE THE CATの法則』に則った書き方をされた物語が、私にとっての「物語である」ってことなのだと思います。
あと『SAVE THE CATの法則』等の創作に関する書籍に沿って書かれた小説って『エンタメ小説』になるので、純文学よりの一般文芸を目指してる人には向いていない創作論かもしれません。
とはいえ、小説の「デッサン力」にはあたるものなんで、「読者を退屈させない、読者から好まれる」作品の書き方は知っておいて損ではないんじゃないかな。
デッサンをあえて面白く崩すのも、ちゃんとしたデッサン力があってこそだと思いますし。
デッサン力の有無など気にもならないくらいの天賦の才をもつセンスの塊な人は別にして、基本的なことできてない小説って粗が悪目立ちしますから。
結局のところ、こういったテクニック本は、まずは「自分にあってるな」と思うところだけ取り入れていくとか、「基本はそうだけど、今回の作品ではここはアレンジしよう」とか、そんな使い方がいいのではないかぁと、私は思っております。
ま、以上、何者でもないただの作家志望の戯言ですけどね。
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