こんばんは。笹慎です。
いつもアホなことばかり書いているので、たまにはインテリジェンスな近況ノートでも綴ろうかなと思い至りました。
(嘘です。執筆の集中力が今日皆無過ぎて、息抜きと称して遊んでばかりいます)
いま休載中ではあるのですが、賢いヒロインコンテストがキッカケで書き始めた
『第五王女シャーロットの貴族没落大作戦』
https://kakuyomu.jp/works/16817330653221746171について、ちょっと自分の源流の話をしようと思いまして。
私は実際は挫折してしまった夢なので、あんまり言ってもカッコ悪いのですが、法学部の出身で法曹界を目指してました。
2回ほど受験し、諦めて就職して、今に至ります。
なので、それなりに法律を勉強していたのですが、その中で人生の1冊とも呼べる本に出会ったんですね。
芦部信喜先生の『憲法学』です。
私が勉強していたのは第三版ですが、芦部先生が亡くなられた後もお弟子さんが後を継ぎ増補しながら、現在は第七版まで出ているようです。
憲法学を勉強するなら『芦部憲法』一択と言わているくらいの名著になります。
(いまもそうなのかな。わからないけど、たぶん今も使われてるでしょう。七版でたの2019年だし)
教科書みたいなものなのですが、私はこの本に傾倒し、勉強関係なく読んでたように記憶しています。
この本の素晴らしいところは、まず思想的に右にも左にも寄ってません。
まさに『中道』です。
それでいて、いかに『日本国憲法』と今の『日本の平和』が世界的に見て、奇跡かがよく感じらることでしょう。
『基本的人権とはなにか』『国家権力と統治機構とはなにか』
この本は、今の私のモノの考え方の基礎を叩きこんでくれたように思います。
でも、夢を完全に諦めたあと、見るとつらくなるので、長らく本棚にしまいっぱなしにしてました。
しかしながら、他の法律の本は処分できましたが、この本だけはどうしても捨てられませんでした。
それで『没落大作戦』を書くにあたり、ほぼ十五年越しくらいでこの本を開いたんですね。
(わざわざ実家に取りに行ってw)
めちゃくちゃ書き込んであって、「うわ、過去の自分、めっちゃ真面目や」ってなりました(苦笑)
※私は、教科書とノートを両方見るのが嫌で、ノートは作らずに教科書に直接書き込んだり、レジュメ張り付けたりする派です。
現実世界では、なんら影響力のない私ではありますが、小説の世界では神になれるわけで、そんな架空の国の歴史ファンタジー小説を今書いていて、
「時々、ファンタジーなことを忘れる」
という、とても嬉しいご感想をいただきました。
それで、一生懸命に勉強したり、経験したツライことって、何事も無駄にならないなーと、すごく感じたのです。
大したことない話ではあるんですけど、たまには真面目な話もいいかなって。
ま、それだけなんですけど(苦笑)
なんか恥ずかしくなってきたので、この辺で!
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以下、作品宣伝です。
①角川ホラー文庫 デスゲーム小説コンテスト
『領収書の宛名は「(株)ゲーム・オブ・ザ・ダイニングデッド」で。』
https://kakuyomu.jp/works/16817330654156491066 ②長編:異世界ファンタジー(現在、休載中)
『第五王女シャーロットの貴族没落大作戦』
https://kakuyomu.jp/works/16817330653221746171 ③カドカワ読書タイム短編児童小説コンテスト
『狐唯恋奇譚 ―妖狐に愛されすぎて困ってます―』
https://kakuyomu.jp/works/16817330655435200532④ホラー作品・習作
『孕む』
https://kakuyomu.jp/works/16817330660867967741『やわたり』
https://kakuyomu.jp/works/16817330661053869038『偽怪談洒落怖』
https://kakuyomu.jp/works/16817330661429337378