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完結「恋よりさきのその先で」それとあとがきのこと

先日、私の書いていた「恋よりさきのその先で」が完結しました。

つい先ほど、概要の部分に完結報告を入れてきたところです。
予告通り2月6日(咲澄日結花の誕生日)になる前に投稿を終えました。

私は2017年10月9日にカクヨムさんへ初めて投稿しました。それが恋さきで、2016年11月18日から一人で書き続けていたものを人の目に触れさせる場所に置いたことになります。
また、別の投稿サイトに載せたのが2018年の1月です。

結局、一人で書くこと一年。投稿を始めてから一年と半年いかない程度。
二年半と言ってもいいかもしれません。

それだけ長い間同じ作品に携わるなんて初めてのことでした。
そもそも私が小説を書いていたのは高校生になったばかりの頃、いわゆる黒歴史と呼ばれるようなものだけです。それからずっと小説を書くことはなく、二十歳も過ぎてしまいました。細かい私の年齢は省きますが、結婚もできるしお酒も飲めるしで、当時とは見ている世界が違います。

恋さきを書いてきて、二年半なんて長時間一つのことを続けたのは初めてだと書きました。それは紛れもない事実で、毎日続けている趣味は本当に初めてでした。
ゲームだって同じものを二年も続けませんし、本当の意味で一つの作品に入れ込んだものは生まれて初めてです。
それだけ恋さきには思い入れがありますし、だからこそあとがきに色々書いてしまいました。

作品そのものについてはあとがきにだいたい書いてしまったので、あまり語ることはありません。
ですが、終わって数日経った今だからこそ書けることもたくさんあります。

とりあえず、完結した後恋さきを見た人が何人かいるようです。どうせなら更新してるときに見てくればよかったのにと思いましたが、恋さきが私だけのものじゃなくなったような寂しさと、誰かの興味を惹いた嬉しさが混じって不思議な感じです。
自分の書いたものが誰かの目に留まるって、自作に自信があるからこそいいものですね。作家にとって最も欲するものが、"自分の作品を愛して、楽しみにして、心から見て喜んでくれる読者"だって、どこかで読みました。
私にとってそれは私自身なわけですけど、それでもやはり別の誰かに読まれるというのはいいものですね。

それはさておき。

恋さきの内容についてです。
色々誤字脱字修正や校正がしたいというのはいいです。そのうちやるかやらないかですから。
それではなく、色々な伏線についてです。伏線というより、書こうと思ってまだ書いていないことたくさん。挙げてみると。

・日結花のやりたい100のこと。
・一緒にDJCDのDVD見る話
・一緒に郁弥の大学時代演劇映像見る話
・お泊まり
・お泊まり旅行
・知宵の恋愛話
・胡桃との絡み
・他、智美や白山院さん、峰内さんなどとのお話
・杏や正道のこと

などなど、色々書いていないことがたくさんあります。
上5つはただ書くだけですが、知宵の恋愛話は色々あるように見せて何も書いていません。というか、あれだけ知宵を深く本編中に入れておいて、あまり深く書きませんでした。
それに胡桃です。登場人物紹介で設定かなり煮詰めたというのに、ほとんど作中で参加しませんでした。この二人について、郁弥も絡めてお話を入れなくちゃなと思います。短編集の方でちょこりと入っていますが、途中で切っているので結局全然です。
他にも、白山院家のかかわりや、杏の過去。
特に、杏と正道、日結花がどうやって仲直りしたのかを描写していません。

このように、一回のデートを細かくしすぎて他の部分まで手が回りませんでした。視点が日結花で進むためどうしようもないことでもありますが、それでも言うだけ言って話が出ていないというのは少し悲しいものがあります。

まあ、そういうこと全部入れてももうおしまいでいいかなと思えてしまったわけですが。
当然続きははありますけれど、いったんはやはり幕引きなんですよね。
恋人になるまでのお話として、かなりすっきりする形にできたと思います。

この二年半、本当に、何も言えなくなるような、肩の荷が下りたような、ふっと胸を撫で下ろすような気分にさせてくれる作品でした。
きちんと完結という形で終わらせることができてよかったです。
いつかそのうち投稿をすると思うので、そのときはまたよろしくお願いします。

それでは、作中のあとがきに続いて、つらつらと書いたあとがきの続きについても終わりとしましょう。
私は満足です。私が描きたかった世界、恋のお話、人生の葛藤、悩み、恋、愛、それ以上の想いに対する考えや悩み。一通りやり尽しました。

またいつか、どこかでお会いしましょう。
素敵な恋のお話を、坂水雨木がお送りしました。
私、お疲れ様でした。そしてみなさん、ありがとうございました。

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