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第9回応募作【モノノ怪クリニック】第三夜の投稿 あとコメディーについて イラストも

繰り返しになりますが、投稿済みの作品はこの近況ノートで更新を伝えるくらいしか、宣伝のしようがないんですよね。
ということで恥ずかしながら第三夜「猿柿」を公開しました。

ということでまだお読みでないという方はぜひこの機会に。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881930866

ということでまた創作話なんかを。
今回はコメディーの話です。
私の作品にはすべてコメディー要素を入れるようにしてます。実際に笑えるかどうかは別にしてですよ。このコメディー要素は私の中ですごく重要です。理由は簡単、楽しいと思って読んでもらいたいからですね。どんなシリアスな話でも、エピソードの中にコメディー要素をいれたいと思ってます。

しかしコメディーというのは実は単純なようでいてすごく難しいんですよね。とくに文章で表現しようとする場合、オチまでの持っていきかた、つまり構成が難しいんですよね。
それともう一つはコメディーそのもののとらえ方が難しい。つまりどうすれば読者を笑わせられるのか? ということそのものが難しい。そういう意味で落語なんかはそのパータン学習のためにもいい教材だと思うんです。といいつつ、実はその素養がないんですが(笑)

ということで私の場合の書き方など。

一つ目。落とし穴に落とす。
単純ですね。もちろん本当に落とし穴のシーンを書くわけじゃありません。順調に歩いているつもりが、何なら気取って歩いているつもりが、突然穴に落ちてびっくりする、ということです。
問題は読者にこの落とし穴をしっかり見せておくこと。そこに近づいていく過程はクスクス笑いに、せっせと穴を掘ってカモフラージュするシーンはニヤニヤ笑いに、そして計画通りに落ち込んだ時にはハッハッハッと。
人間、基本的に意地悪な存在なんですよ(笑)

二つ目。喜劇と悲劇は表裏一体。
わが身には不幸、はたから見ればコメディー、そんなことです。これは今公開中のモノノ怪クリニック全般でやってますね。山吹先生はひたすらお金に縁がない。これはほんと悲劇です。でもそこであがく姿がコメディーになっています。
そう、やっぱり人間は基本的に意地悪な存在なんですよ(笑)

でも笑い飛ばす、というのがまた人間の強さなのです。
いいんです、細かいことは気にしなくて。
落とし穴だって不幸だって笑い飛ばしてやればいいんです。
笑っていれば何とかなるものです。
なにも笑えなくなるのがむしろ怖いことなんです。

モノノ怪クリニックのコメディーにはそんな思いも託しています。
ね、クロコさん!

ということで今回のイラストは如月芳美さんからのいただきものです。
書籍『いちいち癇に障るんですけどっ!』の作者さんです!

6件のコメント

  • 落語好きなせいか、関川さんのお話の面白さは、落語の面白さに繋がるから大好き、と思っています。
    そこからいうと、この「猿柿」は一番好きな章といえます。
    沢山の小ネタにクックッと笑い、ちょっとした雑学的な知識も備わっていますから、頭と健康にい~いお話なんですよ、とCM流して応援したい気持ちです。
    あぁあ、私が有名なインフルエンサーだったらなぁ、こんなに楽しい作品を宣伝できたのに・・
    とヨレヨレな老婆は残念至極というところです。
  • うわぁ、そういえばこんなの描いたかもしんない!
    (まるっきり記憶になかった)
    あれからまた増えてるんですね(・∀・)ニヤニヤ
    山吹先生が好きすぎて(ΦωΦ)フフフ…
  • 関川様、おはようございます😊

    素敵なイラストですね。
    こういうの頂くと超嬉しいですよね。

    いつもコメディーを心がけていらっしゃる関川様、素晴らしいです。
    クスッと笑えるシーンは心が和みます。
  • 88ちゃん、こんばんは!
    88ちゃんに落語の面白さにつながっていると聞いてうれしいです。
    落語はまだまだ研究中なのです。
    小ネタの数々とか言葉遊びは、この物語くらいですね。でも考えるのが楽しいんですよね。
    いつも楽しいコメントをありがとうございます!
  • 如月さん、こんばんは!
    そうです。いただきました。そしてしっかり保存しておきました。
    如月さんの萌えポイントは独特なので、ヒットして嬉しい限りです。
  • この美のこさん、こんばんは!
    そう、イラストなんてもらえると超うれしいです。
    楽しんで書いてくれたのがすごく伝わるんですよね。
    感謝の気持ちでいっぱいなのです。

    コメディー、心が和むというのは大事ですね。ちょっとした笑い一つで心が軽くなる。
    そういう作品を書いていきたいなぁと。
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