10/11
またwebコンが始まりますね。もう長編を書き始めた方も多いと思いますが、このタイミングでこの話題はちょうどいいのではと。
私も皆さんがどんな感じで長編の準備を進めるのか聞いてみたく、また聞いてみたい人もいるかな、と思いつつ。このテーマにしてみました。
(ちょっと以前書いたテーマとダブりますが、今回は特に準備編ということで(笑) )
まぁwebコンを意識したわけではなく(ちょっと環境がかわったせいかと)、最近、別の長編アイデアが思いつきまして、現在は簡単なプロットとキャラクターなんかを考えております。
ということで私の場合を現在進行形で。
①とりあえずアイデア・コンセプトは浮かんだ。内容はもちろん秘密。
②書きたいシーン、思い浮かんだセリフなどをとにかくメモ。これはのちに積み上げていくための【アイデアメモ】
③アイデアが固まったところで、プロット作り。章立てしながら、番号を振り、どんな出来事が起こるを順番に書いていく。ついでに起承転結の4つに区切るのも忘れないようにする。これが【プロットメモ】
④プロットを書くうちに、当然登場人物が出てきます。それがごっちゃにならないように、これも番号をつけ、大まかな名前を付けていきます。今回は鳥の名前を基本に名前を考えてみました。それから簡単なキャラクター設定も書いておきますこれが【キャラクターメモ】
⑤テーマ設定。私はここで決めておく傾向があります。それをプロット各所に盛り込んでいくことでより明確になる気がします。
ちなみにテーマは、ダメな奴なんかいない 無価値な人間もいない、ですね。変わるかもしれませんが。
現在、プロットメモを積み上げながら、キャラクターが必要であれば増やし、書いている途中で伏線などが考えつけばアイデアに書いています。
現在プロットメモは71まで。章の部分まで積み上げたところ。
問題はこの先で転と結のアイデアがすんなり出てくるかどうか。出てこないとぽしゃることになり、このまま数年寝かせたり、没になったりしますが(笑)、基本はこんな感じで長編を書くようにしています。
ちなみに冒頭だけはすでに何度か書いては書き直し作業をしています。ここで冒頭が決まると、後の作業、カラーなんかに影響します。
とりあえず準備編はこのプロットを最後までとにかく書くことですね。
もちろん後にぐちゃぐちゃになっていくのですが(笑)
まぁとにかく走り出す(実際に本文として書きだす)までにこんな感じで決めています、という話でした。
みなさんはどんな感じですか?
長文大歓迎。お時間ありましたらぜひ書いてみてください。
追記
若君の初期プロットが出てきたので公開!
まぁこんな感じでした、という見本です。途中までの奴ですが。
※が伏線のようです(笑)
1 若君の目覚め
夜に突然現れたボタンばあちゃん。
若君が目覚めたという。
どういうわけかキモノに着替えて迎えに行けと。
新兵衛を残し、家族で赤蔵へ向かう。
若君というくらいだから子供だろう、と。
※赤蔵の鍵は既に開いていた。
赤蔵では一人の男が死んでいた。
が、死体かと思われた男が起き上がる。
それが若君だった。
父は気絶してしまう。
若君とともに家へと戻るさつきたち。
あの人はいったいなんなんだろう?
2 内羽家の秘密
翌日、さつきはいつもどおり学校へ。
藤原たちの姿が見えない。またサボりだな。
さらに空席もぽつぽつ。インフルエンザの流行。
まーちゃんと異変について話す。
さつきちゃんもインフルエンザに気をつけて。
家に帰ると、新兵衛が入れ違いで剣道教室へ。
その夜、部屋に戻ろうとすると呼び止められる。
ボタンに若君の所へ行くようにと言われる。
そこには内羽の四人の女性が勢ぞろい。
ボタンがいきなり首を出し、若君に迫る。
若君嫌そうな顔。
そして内羽直系のさつきが選ばれる。
いやがるさつきだが、母がオーケーを出す。
若君はさつきの肩を噛み、血を吸う。
さつきは気を失ってしまう。
やがて目覚めたさつきは部屋に戻る。
そこで母から、内羽家の秘密を聞く。
内羽家は代々吸血鬼に血を吸わせていたのだ。
3 真夜中の訪問者
翌朝、さつきは学校を休むように言われる。
医者のじいちゃんの言葉だから仕方ない。
そして一緒に病院に検査を受けに行く。
念のためだからな。
さつきは病室の一つの前で立ち止まる。
ここは吉永さんの病室。
※吉永さんは体育館建替えの解体で事故に。
※藤原は自分を責め、殻に閉じこもるように。
若君は部屋に閉じこもったまま出てこない。
さっさと眠るさつき。
部屋をしつこくノックする若君。
なんか違うけど伝承と一緒だ。
さつきは起こされて散歩に連れ出される。
帰ってくると、家に明かりが灯っている。
それを見て、あ然、激怒する若君。
すべての電気を破壊する。さつきたちあ然。
「あれは電気という便利なものです」
「今後魔術、電気の使用を一切禁止する!」
ボタンぱあちゃん、ブレーカーを落とす。
内羽家は原始時代のような生活に。
しかしボタンばあちゃんも若君平気。
真っ暗な部屋でろうそくの夕食。
テレビもないからさっさと部屋に。
新兵衛は剣道教室に毎日。
夜だけは毎晩若君がやってきて散歩。
しかし四日目の散歩の晩に異変。
若君がばったりと倒れる。
血を飲ませるさつき。
※ポツン、ポツンと血の跡
4 まーちゃんことマーガレット・メイ
検査結果を確かめに芳子ばあちゃんと病院に。
父さんが担当。検査結果は異常なし。
※「なんか回復力がすごいな。若さだな」
顔なじみの看護士さんの噂話。
「またお金が置いてあったって。しわくちゃの」
※藤原が通っている。両親はあきらめている。
夕方家に帰るとマーちゃんが突然やってくる。
「だから風邪に気をつけてって言ったのに」
マーちゃんは奈々子ちゃんの相談をしてくる。
※急に母親と兄が部屋に閉じこもった。
※昼間は部屋に閉じこもって出てこない。
※牙も見た。
「これはきっと吸血鬼の仕業よ」
さつきは若君を疑う。
「お願い一緒にきて」「いいわ」
※父の神父は相手にしていない。
そこに現れる若君。瞬間でマーちゃんは惚れる。
しかし彼女の父は神父さんだった!
若君はマリアの再来と勘違い。
「マ…」
「マーガレットですぅ!」
若君は二日後、学校に行くことを約束。
歴史の授業に行くため。
5 忍び寄る影
さつきはマーちゃんと真崎家へ出かける。
マーちゃんは十字架とお手製の白木の杭持参。
奈々子ちゃんの家へと向かう。
※奈々子ちゃんは新兵衛の憧れの女の子。
真っ暗な室内。鍵を開けて室内へ。
真っ暗な部屋、土を撒き散らした部屋。
ベッドの下に奈々子ちゃんの母親。
カッと目を開き、二人は退散。
マーちゃんは杭を刺しに戻ろうと主張。
「だめだよ、できないよ、生きてるもん」
日が暮れる。真崎兄が屋根の上にいる。
「駄目だぜこんな時間にうろついちゃ」
「さつき、散歩の時間だぞ」
危ないところで若君が登場。
真崎はそのまま姿を消していた。
若君と一緒にマーちゃんを教会へ送る。
しかし奈々子ちゃんの姿が消えていた。
「剣道教室があるっていってたからな」
※大会が近い。
そこで携帯電話を取り出す。
若君の顔色が変わる。
「おぬし、なんじゃそれは」壊そうとするが、
「もう血は飲ませません!」
さつきの切り札で下がる若君。
ばあちゃんに電話して学校へ向かう。
みんなが若君に見とれている。
新兵衛はいた。学校の友達もいた。
しかし奈々子の姿だけがない。
「懐かしいな、どれ、稽古をつけてやろう」
師範まで一刀のもとに倒す若君。
新兵衛はすっかりあこがれる。
「し、師匠!」
「これでレギュラーはもらったぜ」
6 若君の登校
翌日、若君は昼間だというのに学校へ
洋服に着替えさせるとまたかっこいい。
でもかなり調子が悪そうだ。
小早川先生(女)が登場。マスクをつけている。
クラスの半分が休んでいる。
たぶん時期に学級閉鎖になるでしょう。
それでも授業を聞き、この地域の歴史を学ぶ。
若君はそのあと眠り続ける。
そして掃除の時間になり、
※ポツンポツンの血のティッシュを見つける。
その夜、再びマーちゃんから電話。
奈々子ちゃんが来たけど様子がおかしい。
芳子ばあちゃんと若君とまーちゃんの所へ。
眠っていた奈々子は突然目覚めて牙をむく。
それを殺そうとする若君。
「やめて!」
「どけ、どかぬと大変なことになる」
「それでも駄目です、殺さないで」
「でないと血は飲ませません!」
マーちゃん驚いた顔。若君は下がる。
そこで剣道着を着ていることに気づく。
「たいへん、新兵衛が」
体育館に急行する四人。
体育館の中は無人だった。新兵衛の姿もない。
そこに現れる藤原と四天王。
「まだ集まってくるなんてなぁ」
若君との戦いが始まる。
圧倒的に押している若君。
藤原に止めを刺そうとする若君。
しかし再びさつきが止めに入る。
「もう血は飲ませません!」
その言葉にニヤリとする藤原。
「やっぱ、そういうことか」
※藤原はかなり核心を知っている。
「お前の弟をさらったのは正解だな」
そこに現れる館。
若君の隙をついてマーちゃんに噛み付く。