以前にキャラクターの外見設定と描写についてテーマにしたことがありました。外見については実在の俳優とか漫画・アニメとか、特にないとか、いろいろな意見でした。
さて、今回はキャラクターそのものの作り方についてです。
デヴァイン・シンフォニアを書いている月ノ瀬さんとの話の中で、心理戦の話題がありました。心理戦を書くにはやはりキャラクターの内面まで設定しないと出来ないと思うわけですね。
ほかにもキャラクターごとに一人称で書いている小説の場合なんかも思考の設定が必要ですね。
キャラクター作りにとって内面設定はすごく大事な要素でもあると思うわけです。
とはいえ作者一人が考え出すキャラクターにはいろいろと制約があると思います。複数のパターンを考えるのはやはり難しいですし、どこかで画一的になりそうな気もします。
そう言ったところをどうやって回避するのか?
と考えたときに、そもそもどうやってキャラクターを考えているのかな?
と疑問に思ったわけです。
ということで私の場合を一つ。
今回はアトランティスで大物の小物悪役だった大塚署長を例に。
大塚はその役回りゆえにまず思い浮かんだのは……
ショーシャンクの空に、で出ていたあの署長です。
そこがスタートですね。あとはここから遠ざけるように考えていきます。
パクリと思われるのだけは嫌なので、そうします。
輝男との小学生時代の絡みは決定していたので、
小学生の時のお金持ちキャラだった実在人物とブレンドしました。
あとは悪役としてのキャラクターイメージをいろいろな所から。
このあたりで小物感を前面に出すことを決定しました。
基本がこのあたりで固まりました。
ここからは私の想像をブレンドです。
輝男が嫌がりそうなことをひたすら考えます。
それを行動に移していき、セリフを語らせていくうちに、肉付けを進めていく感じです。
すると書いているうちに、こういうことは言わない、しない。こういうことを言いそう、しそう。
という感じが出てきますので、このあたりを丁寧に追いかけていきます。
ただそれだけだと少し弱い。
ということで幼少時代の卑怯なエピソードなんかを盛り込んでいきます。
そして気付くと大塚が産声を上げ終わっていた、そんな感じでした。
おかしなところは最初に戻って書き直していきます。
長くなりましたね。
皆さんはどんなふうにキャラクターを作っていますか?
実例込みを大歓迎!(実例ないと分かりずらいですしね)
もちろん長文大歓迎です!
お気軽にご意見いただければな、と思います。