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神小セブンワンダーズ、あとがきっぽいもの

 本日20時に神小セブンワンダーズが完結しました。
 その後、この近況にて、作品経緯やネタバレ等、書き込みさせて頂きます。
 連載を追って下さった皆様、ありがとうございました。

21件のコメント

  •  こんばんは、えーきちです。
     この近況報告はあとがきみたいなものですが、ネタバレを含みますので、「神小セブンワンダーズ」を読んでみようかなと思われている方は、近況報告を読まない方がいいと思われます。

     「神小セブンワンダーズ」はつばさ文庫小説賞用に書いた作品です。
     何故、七不思議の話にしたかと言うと、下の子が七不思議好きだったんですね。七不思議好きと言っても、本を好んで読むだけですけど。
     それで、七不思議の話を書いて欲しいと、何年も前に言われていたんです。
     しかし、「今さら七不思議もなぁ」ってのが正直な感想でした。
     
     そんな私が昨年よりカクヨムで活動を始め、lager様の「走れ、裂き子さん」を読んで衝撃を受けました。
    「そうか、怪異が主人公でもいいんだ」と。
     で、完成したのが「神小セブンワンダーズ」です。あ、パクってはないですよ(笑

     元々、一人称多視点の物語を書く私ですが、何から何まで一人称多視点にしようって訳じゃありません。
     しかし、今回の話は自分が考える限り、この手法が一番面白くなると踏んで、一人称多視点(トコちゃん&ハナちゃん)を採用しました。
     地の文も完全に子供向けにしようか悩んだのですが、意識はしつつも気にしない事にしました。
     この作品でのトイレの花子さんは、子供の幽霊なんかじゃないですからね。五十年以上存在してるんですよ。それなのに言葉遣いが幼いっておかしくないですか?
     後、少しくらい難しい文章があったとしても、子供たちがそれを読んで学べばいいんですよ。この先、もっともっと本を好きになって貰うために。
     ある日突然、純文学が読めるようになる訳じゃないですからね。

     構成は油布様がおっしゃっていた「日常の切り取り」と、七海様がおっしゃっていた「箱書き」を意識してみました。
     どこからどこまで書くべきか、書かぬべきか、それ踏まえて箱書きの入れ替えを何度かやってみてこの形に収まりました。
     最初から最後まで、カクヨムで活動したから完成した作品だと、私は思っています。

     私の児童文学の理想は、子供たちと一緒になって親も楽しめる作品です。真の意味での万人向け。
     お子さんがいる方は、親という立場で、この作品を子供に読ませたいと思っていただけたでしょうか? 
     子供たちが喜ぶのはもちろん、大人がそう思ってくれる事が私にとっての重要なファクターなんです。


    (注意)ここから先、ネタバレです。
     今回の一人称多視点はWヒロインのトコちゃんとハナちゃんでした。
     その二つの視点と、トコちゃんの夢を組み合わせた構成でできあがっています。ナナちゃんと思わせたハナちゃんを演出するのに、多視点が必要だったんですね。
     金ちゃんに関しては、最初からあまり隠す気はありませんでした。
     その裏にハナちゃんを隠す為に。
     聡くんとの会話もかなり気を使いました。会話していないのに、会話をしているように表現するにはどうしたらいいか、とか。
     そこは読み手様に誤解させるのではなく、登場人物に誤解させる事でなんとかなるかなぁ、と。
     けど実は、小見出しで最初からバラしていたんですよね。
     ハナちゃん視点の小見出しは*が七個→ななこ。
     トコちゃん視点の小見出しは*が十個→じゅっこ→とうこ。
     って感じです。いかがでしたでしょうか?
     そこまで例えバレたとしても、プロローグの二文の回収を持って、物語に爽快感が出せればいいかな、なんて思ったり思わなかったり。

     ともかく、連載を追って下さった皆様、本当にありがとうございました。
     応援ボタンやコメントがとても励みになりました。
  • 連載お疲れさまでした。
    小見出しのヒントは気づきませんでした Σ(゚Д゚)
    わたしは途中くらいから、ナナちゃん怪しいなって思い始めて、花子さんかなって思ったかんじでしょうか。保健室のエピソードあたりでは、完全に怪しい……って(笑)
    それより金ちゃんのほうが気づいてませんでしたね(汗)
  •  それ、ウチの奥さんにもそれは言われましたね。
     初校段階では途中で「聡くんと会話してないよね?」までバレてました。
     竹神様と同じように金ちゃんの方が後だったと。
     これが書き手と読み手の意識の差かぁ。
     けど、それがバレても夢を(過去を)紐解いていく事で、最後まで楽しんでもらえるかなぁと思って書き上げました。
     自作がお忙しい中、連載を追って頂き本当にありがとうございました。
     竹神様の作品も楽しみにしています。
     私、竹神節が好きなんですよ(笑
     未だカナコさんに夢中だったり。
     
  • こんにちは~(*´▽`*)

    下のお子様、七不思議がお好きなのですね~(*´▽`*)
    お子様からリクエストをいただけるなんて、素敵じゃないですかっ!!(≧▽≦)

    小見出しは全然気づいてませんでした……(>﹏<)
    聡くんとハナちゃんのやりとりについては、知ってから、「ああっ!」となりました。
    個人的にですが、時々、会話がうまくつながっていないというか、微妙に途切れているような感覚を抱いていたので、だからなのか、と。
    あ、ほんとにふと、ところどころで思っただけなので、あまり気にしないでください(>﹏<)

    ただ、素朴な疑問として、「ノック三回」の回で聡くんが逃げたのは、タイミング的に「入ってます」の声が聞こえたからなのかと思ってたのですが……。この時は七不思議として声が聞こえていた、ということでしょうか?
    それとも、聡くんがあのタイミングで逃げちゃう要素が他にあったのでしょうか……?(。´・ω・)?

    ともあれ、完結おめでとうございます!(≧▽≦)
    8月からの新作も楽しみにしておりますね(*´▽`*)
  •  リクエストはするクセに、なかなか読んでくれないという寂しさよ(笑

     会話に関しては完全に違和感を消すのではなく、むしろ何か違和感があるなと思って頂いても問題はないと思います。
     綾束様が感じられたように「だからか」でいいんだと思います。
     話していないのに完璧に会話を繋げるのはなかなか難しいですし。
     ただ締め切りまでまだ一か月あるので読み直して調整はすると思いますけど。

     ノック三回のハナちゃんの声だけは聞こえていました。
     要するに、あの場でトコちゃんも聡くんも、ハナちゃんを見つけていたんですね。姿は見せていませんでしたけど。
     ハナちゃんは怪異として、『条件を満たして初めて会える』をちゃんと実行していたんですね。
     ただその後に、ノック三回の時の話題を振ろうとしたトコちゃんの言葉に聡くんは耳を貸さなかったので、そのまま有耶無耶に流れてしまったと言った感じです。
     聡くんは本当の花子さんがいたと思ってトラウマになっていましたし、トコちゃんは「まだナナちゃんの悪戯だって気づいてないの?」と言った感じです。
     ここは、何とかその時の話をサラリと流す為にどう展開させるかに悩んだ所です。
    「仲が悪いから、ナナちゃんの話はしない方がいいよ」と孝則くんに言わせたり、とにかく徹底して聡くんに向かってナナちゃんの話をしないように考えてみました。
     だから、何かあると思って読むと、きっと違和感が出てくると思いますよ。それが確信に結びついた時に「ああっ!」でいいのではないでしょうか?
     綾束様のこういった感想は凄く参考になります。
     本当にありがとうございましたー!

     八月からの新作は、全然タイプの違う話になるのでちょっと心配です。
     心情的なものが絡んでくるので、ご意見があったらどんどんコメント下さいね。現に今現在、ウチの奥さんの赤ペンが容赦ありません(笑
     
  • 私は、ななちゃんも、孝則くんも、普通に友達だと思っていたので、かなり衝撃的でした!
    「待ってるね」あたりから、えっ、まさか! という感じで……。
    えーきちさん、凄腕ですね!
    奥様のご協力も、素敵過ぎです!

    個人的には好きなのは、加藤さんです。毎回、笑いました。

    カクヨムの皆さんからも、ヒントを頂いていたのですね〜。
    私も、えーきちさんのコメントからヒントを頂いています。
    いつも、本当にありがとうございます。(^-^)
  • こんにちは~。ふたたびお邪魔しちゃいます(*ノωノ)

    ハナちゃんと聡くんのやりとりの真相に気づいた時に、「ノック三回」最初に思い出されて、読み返しにいったのです(笑)

    そこで、「あれ?」と……。折り紙の色も変わってないしなぁ……と。

    ん? と思った疑問をコメント欄で書いてしまうと、意図せずにネタバレにならないかとちょっと心配しています……(>﹏<)

    ちょっと別の方のところで、先日やってしまったもので……(-﹏-。)
    (作者様が二話ほど後で明かそうと思っていた展開を先読みしちゃって、「〇〇って△△用ですよね⁉ どういうギミックか楽しみです!」みたいなコメントをしてしまって、作者様に謝りながら削除されちゃいました・苦笑)

    なので、これはマズイかも、と思ったら近況ノートに書きにきますね!(*ノωノ)

    奥様の赤ペン先生、いいですねっ!(*´▽`*)
    ちなみに私は新作でふだん書かない要素をいくつか入れたので、絶賛、唸りながら書いております……。゚・(>﹏<)・゚。

    こう……病んでる(?)感じがどうにも書けなくて……(-﹏-。)
  •  華美月様
     お褒めの言葉、ありがとうございます。
     私の作品を始めて読まれた華美月様なら、ストレートに読んで気づかなくてもなんの不思議もありません。つばさ文庫小説賞の応募作品といった先入観もあると思いますし。
     私の作品を読んだ事がある方は、「ん? また何かやってくるな」と思いながら読むので。特にウチの奥さんは(汗
     子供向け作品を書く上での私の持論なんですけど、色々な個性のキャラクターを登場させる事で、わたしは〇が、ぼくは△が、お父さんは□だなと、この作品を話題に盛りあがれる環境を作れると思うのです。
     今回は人間サイドに加えて、セブンワンダーズサイドも、登場は多くなかったですが個性的な面子を集めてみました。
     華美月様のお子様にセブンワンダーズを読ませたとして、「私は加藤さんが好きだなぁ」とか親子で楽しめる作品を常に目指しています。
    「私の書く作品のキャラクターは濃い」と言われる所以はここにあるのです。
     なので、「〇〇が好き」と言われると、どのキャラクターでも、作者冥利に尽きます。
     ありがとうございました。
     私も小さいおじさんを応援しております。
  •  綾束様
     これは作中でハッキリと書いてないので、ちょっと考えるべき所ですが、七角形の折り紙は「セブンワンダーズ見つけた」もしくは「〇〇見つけた」に反応しております。
     その「見つけた」という言葉を聞いたセブンワンダーズサイドが「見つかった」と認識する事によって、折り紙の色が変わるんですね。
     ただ見つけただけじゃダメなんです。もしくは見つけていないのに「見つけた」でもダメです。フレディのエピソードの所がいい例ですね。
     ただ、普通に当たり前のように使ってきた「見つけた」を説明すると興ざめかなぁと思いまして。
     なので過去でのハナちゃんの「見つけてね」に対するトコちゃんの「見つけた」に繋げてあるんですね。

     綾束様と同じような事は私もありますよ。
     子供向けだから穿った見方としてはいけませんとか言いながら、自分では徹底的に掘り下げて読むと言う、ね。
     なので、コメント欄他、近況報告を自由に使ってもらって構いませんよ。
     むしろ、指摘に対しては感謝しかありません。
     いつも、お世話になっております(笑

     病みですか……和泉様が得意そう(笑
  • えーきち様、連載お疲れさまでした!
    とてもきれいな終わり方でしたね。最初と最後がつながっているのも好きです。視点が探す側と探される側で分かれていたのも効果的だと思います。
    箱書きを意識されたとのことで、とてもすっきりとわかりやすい流れになっていたと思います。間に挟まれる夢も、場所も文章量もちょうどよいと感じました。
    孝則君はトコを導くような役割になっていたので、けっこう早い段階から怪しいなあとは思っていましたが、ナナちゃんに関しては全然わかりませんでした。まさか仲間うちに二人も……!と驚きました。
    聡君がナナちゃんのセリフに反応しないことは気にはなっていましたが、大きな意味があるとは思いませんでした。絶妙な書き方だなあ、と思います。

    最近つばさ文庫をいろいろと読み漁って研究をしているのですが、大人が面白いと思うものと子供が読みたがるものって、やっぱり違うんですね。問題なのは文体のやわらかい・硬いではないのだということをなんとなく感じました。展開のスピード感やワクワクするようなアイテムや世界、イケメンやちょっと珍しい状況、そういったものが子供達の目には魅力的に映るようです。
    えーきち様はつばさ文庫で参考にしている作品などありますか?私は読めば読むほど自分の作品との違いを感じるばかりで、若干ヘコんでおります(笑)

    もう一つの応募作も楽しみにしております。私もできれば八月中にもう一作投稿しようと思ってます!
  •  七海様
     コメントと、とても嬉しい作品レビューありがとうございます!
     今回は『隠す』事をメインに置いたので、この視点になりました。以前読みたいとおっしゃっていただいた一人称単視点は次の作品になりますので、もしよろしければそちらもお楽しみに。

     物語の最期の方、ハナちゃんの思いで~トコちゃんの旧校舎~ハナちゃんの新校舎~トコちゃんを助けるまでの件は、もっと長く少ない話だったんですけど、箱を作って前後入れ替えたりしました。あと、夢うつつとかも。
     なかなか効果的にストーリーを運べたのではないのかなぁと思います。

     七海様の読み方が私の中での理想ですね。
     ウチの奥さんや竹神様のようにハナちゃんの方が先にわかったという方もいらっしゃいますし、色々な方がいるのだなぁと勉強になります。
     まさか仲間のうち二人もと、そう思って頂けたのがしてやったりですね。一人は疑うかなと思っていたので。
     隠す為の書き方をかなり気を使ったので、絶妙との言葉は嬉しく思います。

     こわいもの係は読みましたね。
     しかし、実際に販売されている作品と自分の作品を比べた所で、あまり意味はないのではないでしょうか?
     レーベルに寄せるといった考えもありますが、つばさ文庫は色々な本が売られています。君の名はだってあるくらいですから。
     それに、選ぶのは子供たちじゃないからさらに難しいと思います。
     なら、自分の面白いを信じて形にすればいいんじゃないですかね?
     私は私が面白いと思うものしか書けない訳ですし、七海様の書かれた「ヤシロさん~」も面白かったですし。
     と、最近思うようになりました。
     参考にならなくてスイマセン。

     七海様ももう一作投稿しますか。楽しみですねー。
  • こわいもの係、面白いですよね!ドクパンちゃんが好きです。
    確かに、市販の作品と自作を比べることに意味はないですね。ただ、いろいろと読むことで「つばさ文庫というレーベルがどんなものを求めているのか」については、なんとなく見えてくるんじゃないかなあ、と思っています。モチーフとかジャンルとか、ざっくりとしたところですが。
    とはいえ選考する方々の基準などわかりようもないし、レーベルに寄せる努力をしてもしかたがないとも思います。。えーきち様のおっしゃるように、自分の「面白い」を信じるのが何よりも大事だと私も思っています。

    ただ、読んでみることで収穫はありました。私は長らく文体ばかり気にしていたのですが、描写を最低限にすること、次々と何かが起こること、キャラに個性と勢いがあること……などが大事なのかなあ、と感じました。文体は問題ではなく、「何が書かれているか」が問題なのです。これがわかっただけでもよかったかなと思います。

    つばさの応募作が続々と増えてきて楽しいですね。今年こそはカクヨムから受賞作が出て欲しいと思ってます。
  • >描写を最低限にすること、次々と何かが起こること、キャラに個性と勢いがあること

     ラノベもそうですが、描写は削られる傾向があるようですね。
     私には理解できませんが。
     私自身は、物語を複雑にしてはいけないのかなぁと感じましたね。
     十分、セブンワンダーズは複雑になっていますけど(汗
     ワンアイデア。これが肝なんじゃないかなぁ?
     七不思議を探す。簡単に書けばそれだけ。といった感じで、自分なりに纏めてみました。
     次の話は文芸部で本を作る、です。
     ちょっと小学生向きではないですけど。これも万人向けですね。

    「ヤシロさん~」を読んで、小鬼のキャラが立ってるなと思ったのと同時に、もっと振り切ってもいいかなぁと感じました。
     ただ、話に不自然なほど振り切ってもバランスが悪くなるので、最後まで読むとしっくりきたんですけど。
     個性あるキャラクターを作ると、それに見合ったテンションの話を作らないといけませんからねー。
     次々と何かが起こる事には同意です。
     きっとグイグイ読ませないといけないんですよ子供向けは。
     そう考えると、私の次の作品はちょっと地味かなぁ……(汗
  • 悲しいですが、あまりに冗長な描写は敬遠される傾向にあるようですね。ウェブ小説なんかだと、セリフしか読まない方もいるそうで。子供達は違うでしょうが、うちの子なんかは冒頭にだらだらとした地の文が続くと、その先を読む気をなくしてしまいます。バランスなんですかね。
    良い物語は、一行で内容を表せるものだそうです。サブプロットがあったとしても、メインはシンプルにしたほうが好まれるのでしょうね。

    小鬼は狂言回しなので、個性を考えないままに書いてしまった感じがします。ラストも出てきませんし、ちょっと存在感の薄いキャラになってしまいましたね。名前がないのもその理由かもしれません。

    子供向けって、ほんと難しいですね。大人なら我慢して読んでくれるところも、子供だとそうはいかない……そう考えると、昨今のウェブ小説界で多く読まれている作品を参考にするのもアリかもしれませんね。
  •  七海様
     どこに的を絞るかっていうのは重要なのかもしれませんけど、昨今のウェブ小説を参考にするのは……どうなんでしょうね。
     私は日本語が好きです。美しいとも思っています。
     だから、文章で魅せる事の出来る作家様を尊敬します。
     それにこだわって上を目指さないのはどうかと思いますが、それを捨てるのも寂しく思います。七海様は元々純文学畑の方なので、あくまで参考程度にスタイルを崩さないで欲しいなぁというのが私の正直な気持ちです。
     や、それではデビューできないと思われるのなら仕方ないですけど。

     こういった文学の流れはこの先どうなっていくんでしょうね。
     簡素化されて台詞だけでもいいのなら、小説なんていらない気もしますけど。
     美しい日本語を後世に伝えていくのも作家のあるべき姿だと思うんですけどねー。
  •  えっと、今更ながら。アスタリスクマークの仕掛けには最後まで気がつきませんでした。
     最初の始まり方も、やけにあっさりしているなあと思ったんですが、最後につながるわけですね。『ラストまで書いて、初めて評価に値する作品』とえーきちさんが前に言っていたのを思い出しました。僕もラストの締めには気を使う方なので共感できます。
     今回はギミック満載で楽しかったです。
  •  油布さん
     ありがとうございます。
     私は『ラストまで読んでから評価』推進派ですね。今回は見事に、最後まで誰も評価されませんでしたね。でも、それでいいんだと思います。
     どんな話かと問われれば、七不思議を探す話だけで事足りるのですが、そこにギミックを加えて差別化を図ってみました。
     最後までお付き合い頂き、本当にありがとうございました。
     評価もありがとうございます。
  • 人気のあるウェブ小説にもいろいろなスタイルがあるので、どんな要素が読まれやすさにつながっているのか、それぞれの良さを参考にできたらと思ったのであって、描写が不必要と書いたつもりはなかったのですが、そのように取られてしまったのなら私の文章力不足です。申し訳ありません。
    児童向け小説に美しい描写を入れることを否定はしませんし、大いにあっていいと思います。子供達がはっとするような表現に触れることのできる、貴重な機会でもあると思うので。
    ただ、純文学における含意や比喩、言葉を重ねるような文章表現よりも、「読者がそのとき知りたいこと」「知るべきこと」を過不足や違和感なくするりと読ませる構造になっている児童文庫の地の文のほうが、私にとっては難しいのです。
    描写を捨てているつもりはないのですが、この難しさに挑戦する過程でそれを軽んじてしまっているというのはあるかもしれません。
    貴重な近況ノートの場に何度もお邪魔してしまい、申し訳ありませんでした(>_<)
  •  七海様
     ええ、まぁ純文学の表現とは違うんですけどね。
     私は純文学が書けないのでわかりませんが、児童文学の地の文の方が難しいんですね。私も気を使ってはいるものの、同じような表現が多く、自分の文章を読むとテンションがさがります。表現でもっと面白くなるのかもしれないのになぁって。そこはとにかく書いて読んで勉強するしかないですね。

     近況ノートはこういった使い方で作家同士のコミュニケーションに繋がるので、どんどん書き込んでもらって構いませんよ。
     私の近況報告って作家様方々のこういったアツい思いや、ツッコんだ感想が多いので、幸せな事だと思っています。
  •  七不思議を探すだけの話……。
     ワンアイディアとは思いません。言い方の問題かもしれませんが、シンプルな筋の通った話だと僕は思います。有名な千と千尋も、豚にされた両親を助けるだけの話。それに異質なものとの友情や成長が絡んでいるわけで、それと同じかと。
  •  ありがとうございます。
    「シンプルな筋の通った話」とのお言葉、とても嬉しく思います。
     まだ完ぺきではありませんが、油布さんのおっしゃっていた「日常の切り取り」を意識した事によって、かなり無駄が省け、ギミックをシンプルに生かす事が出来たのではないかなぁと思っております。
     まだまだ日々精進ですけどね。
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