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🌙☀️【月のひかり、陽だまりの歌】2章[12]挿絵

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 次の瞬間、少年がぱっと青年を見上げた。何か嬉しそうに話しかけている姿を目に留め、アネッサはほうと安堵の息をついた。

 ――ほら、やっぱり。危険なんてないじゃないの。

 甥っ子の姿も安心しきったその表情も、これまで見てきたものとなんら変わりない。つまり、ふたりの信頼関係は依然として続いていることになる。双子の兄たちが変なことを言うから余計な心配をしてしまったけれど、青年の内にはウィルに危害を与えてやろうという企みなどないのだろう。

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【月のひかり、陽だまりの歌】
https://kakuyomu.jp/works/16818093088351539534

2章[12]誘ったのは俺だよ
https://kakuyomu.jp/works/16818093088351539534/episodes/16818093088413734513
(2015年9月描画)

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