竜胆

@rindorituka
2020年12月1日に登録

異世界ファンタジー
エッセイ・ノンフィクション

2時間前
限定版　居酒屋番外編SS2
サポーター限定
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1日前
ギフトお礼＆新年ご挨拶
　@ranrunranさん、ギフトありがとうございます！応援頂いていると嬉しいお言葉噛み締めています！　明けましておめでとうございます、今年も変わらずマイペースに執筆していきたいと考えています。　今年も是非お付き合いください。　現在温めている閑話があるので、また近々サポーター限定でお礼を兼ねて近況ノートにて掲載したいと正月からチマチマ隙間を探して書いています。　　「転生悪役令嬢の居酒屋」ですが、こちらは元々二部構成で予定していました、卒業までが前編で卒業後が後編として今前編の区切りに向けて鋭意執筆中です、良い形でお届け出来るよう頑張ってます！　「モブ令嬢転生、婚約破棄ザマァは他人事だと思っていたらザマァされた元王子を押し付けられたんだが」の方も、読んでいただくことが増えて久しぶりに読み返してみたりしてました。　　今年は日本酒ではなくビールを飲みながら年を越しました、肴はハムに山葵マヨネーズと胡瓜の浅漬けという正月感皆無でしたが。　いただいたコメントやレビューを読み返しながら、また頑張って執筆したいと気持ちを新たにしていました。　今年もよろしくお願いします！　
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12月24日
カクヨムコン10の話と年内ご挨拶の雑記
　現在カクヨムコン10に応募中の作品ですが、こちらの三作になっています。【転生悪役令嬢の居酒屋】連載中https://kakuyomu.jp/works/16818093087305716821 【モブ令嬢転生、婚約破棄ザマァは他人事だと思っていたらザマァされた元王子を押し付けられたんだが】完結済 https://kakuyomu.jp/works/16818093077466556814 短編の応募作です【婚約破棄に潜む悪意】完結済 https://kakuyomu.jp/works/16818093081809273269 　年末年始のおともの読書に加えていただけたらと。　さて、年末年始ですが連載中の【転生悪役令嬢の居酒屋】に関しては既に一月半ばまで予約投稿済みなので、平時と変わらずお楽しみ頂けると思います。　コメントの返信については、年末年始は少し慌ただしいので多少返信が遅くなる日があると思いますが、出来るだけ当日には返信したい所存。　いただくコメントが活力でもあるので私も読みたいし返信したい…。　先々の話がバレないように返信をしているので、実は結構書き直したりしています。　アレクの話とかアレクの話とかアレクの話とかですね。　また、コレコレこういう酒とか食材とかのリクエストも頭に入れてメモに書き出しているので、そのうちひょっこり登場するかもしれません。　予定している肴もまだまだ沢山あるので、来年も読み手様方の胃袋をキャッチ出来るようアデルハイドに頑張って頂きたい。　実は宣伝が下手なので、上手く応募作品を押し出し切れず、年末ご挨拶にかこつけてしまいました。　応募作品以外も楽しんで書いた作品ばかりなのです。　ですが、上手く言葉にならない。　字書きなのに……。　また来年も楽しく穏やかなお話を届けていけるよう頑張って楽しんで執筆していきます！　今年、たくさん読んでいただきありがとうございました！　皆様、メリークリスマス！　そして良いお年を！！！
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12月18日
ギフトお礼&雑談
　まずはギフトのお礼を。　@kaka111さん、ギフトありがとうございます！一気読みしていただいたとのことで、とても嬉しくなりました！頑張って執筆していきます！「雑談」　サポーター限定公開になっているSSですが、本編最終話後に別章として現在近況ノートで公開している番外編SSと共に掲載を予定しています。　先行公開というやつですね！初めての試みなのでちょっとソワソワしてます。　とはいえ本編はまだ三分の一を過ぎた辺りで最終話は当分先になりますが。　ハンドルネームの「竜胆」が読みにくいと最近気づきました。　「りんどう」という秋に咲く花です、最推しなんなら崇めてるくらい好きな作家の誕生日花なんです。　十月二十日の誕生日花。　　転生悪役令嬢の居酒屋でハノイやフェリクスがちょくちょく釣りに行っている描写がありますが、引っ越す以前は海が近く海釣りを趣味程度にやってた経験から生まれた面が結構あります。　まあ好んでやってたのは根魚狙い（ガシラやベラとかですね、オーブンに入れて塩焼きが好きでした）の五目釣りでしたが、あの小さな針でまさかの石鯛が釣れた時はびっくりしましたねえ、竿折れるかと思ったのが懐かしいです。　石鯛は半身を塩焼きに半身をお造りに、骨は焼いてご飯を炊く時にダシにしました。　釣ったら食べる！　今は釣りが気軽に出来る海が近くにないので、すっかり陸の人になりましたが。　　
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12月16日
限定版　居酒屋番外編SS
サポーター限定
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12月15日
ギフトのお礼
　@oreno_iplay60youさん、ギフトありがとうございます！！　初めてギフトいただきました、びっくりして通知見てたスマホを落としそうになりました。　「転生悪役令嬢の居酒屋」をほのぼのとしたと仰っていただき本当に嬉しく思います。　タグにある通りにザマァのないお話になるようにと優しく美味しいお話を目指しているので、ほのぼのと思っていただけているのが凄く良かった！と。　近くお礼も兼ねてサポーター限定でのSSなど公開していけたら良いなと少し準備をしています。　　「転生悪役令嬢の居酒屋」ですが、現在予約済みの話までにかなり登場人物も増えます、そして彼女もやって来ます。　今後とも、楽しんでいただけるお話を届けていけるよう、また張り切って執筆したいと思います！ 2024.12.15
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12月10日
居酒屋こぼれ話6 登場人物紹介
　「転生悪役令嬢の居酒屋」も公開済み本編の時間が二年目半ばとなり今後も続々と登場人物が増えます。　ここで一年半分、アレク登場までの簡単な人物紹介とおまけで簡単な店内見取り図を公開しようかと。　もう少し早く纏めるつもりが、とりあえず予約投稿を先に十万文字やってしまおうと、本文の執筆をしてたら時期を見失ってしまい……。　では簡単な人物紹介です。アデルハイド　アデルハイド・エリス・トワイライト（エリスは祖母方の家名）　トワイライト公爵家次期公爵　銀髪赤目　身長167 　実は兄がいる、さらに弟もいる　前世日本の会社員で趣味が居酒屋巡り　夢だった居酒屋を開業前日に他界し異世界転生　愛称アディフェリクス　フルール王国第三王子　金髪青目　身長178 　アデルハイドの婚約者　メイン攻略対象　愛称フェルディオン　ハイライト伯爵家三男　フェリクスの学友　攻略対象の一人　茶髪青目　身長182 アリッサ　キャーメル男爵家四女　次期男爵　身長158 　紅茶色の髪そばかす　居酒屋「花結び」の給仕マリア　ハミルン子爵家長女　次期子爵　ディオンの婚約者　金髪　身長165 ハノイ　遥か東にある島国の料理人で四十過ぎ　ガタイの良いイケオジ風　アクティブに色んな料理を研究する趣味がある　釣り好き　黒髪焦茶目　身長185 ハイライト伯爵　騎士団長　ディオンの父　身長190 ローガン　衛兵長　娘エリーアレク　隣国ファーレの第二王子　銀髪紫目　身長180 　アデルハイドのはとこ　追加コンテンツ攻略対象客　国王陛下　まんま国王陛下、フェリクスの父　王妃陛下　正妃　フェリクスの母　王太子　王太子フェリクス15歳の時に24歳　息子4歳　王太子妃　王太子と同じ年齢　　王宮騎士　先輩二人が同じ年齢、一年後輩がいる　王宮騎士自体人気職で一応モテてはいる　年俸制　衛兵たち　貴族街の街中や通用門の警備が主　そこそこ給金が良いため平民女性からの人気は高いが貴族令嬢からの人気はイマイチ　月給制居酒屋「花結び」　カウンター6席　四人テーブル3席　二人テーブル4席　二階建て（二階は護衛控室と物置と仮眠室）仮眠室でアデルハイドがたまに一人飲みしている　　店内見取り図は書く上でのイメージ固めに作っていました、当然正しい製図ではないですがイメージ的にこんな感じと伝われば、本編ももっと楽しんでいただけるかなぁと。　まだまだ本編は続きますが、気長にお付き合いくださると嬉しいです。
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12月7日
居酒屋こぼれ話5　十万PV感謝SSあり
　いやいや…え？え？ってなりました。　いやほんと本当にたくさん読んでいただきありがとうございます！！！　　コメントやレビューも大変ありがたく、また楽しく読んでいます。励みになっています！　なんとなくフェリクスを応援するお声が多く、少し嬉しくなったり。　　まだまだ書きたい肴もたくさんあるので気長にお付き合いいただけるよう頑張って書いていきたいです！　既に予約投稿している話は三年生となって新しい登場人物がいたり相変わらず賑やかな「花結び」をお届け出来るかと。　フェリクスを始めとする男性メンバーが総じてヘタレになるのはなんなんでしょうねぇ、私自分が格好良いヒーローと思うように書いている筈なんですが…プロットの頃のフェリクスはもうちょっとキリッとしていた気が……。ここからは十万PVありがとう番外編のSSです。バレンタインの翌月あたりの話になっています。鶏団子の写真と共に…そろそろ鍋が美味しい季節ですね、キリッとした日本酒も良いし甘い梅酒も良い……私は辛口吟醸酒辺りで食べたいです。悪役令嬢の居酒屋　番外編十万PVありがとう記念「鶏団子鍋」　その日は朝からフェリクスとディオンの二人とハノイが居酒屋「花結び」に詰めていた。　来月には新入生も入って来て尚更忙しくなるだろうしゆっくり時間が取れるのが次はいつになるかわからないと、今日はホワイトデーのお返しを兼ねて定休日の「花結び」をアデルハイドから借りたのだ。　当然フェリクスとディオンの初めてクッキングに不安しかないアデルハイドはハノイを側につけることを条件として了承した。　「見栄えのよい手の込んだものをつくりたかったのだが」　不満気なフェリクスにハノイが困ったように眉尻を下げる。　「でも殿下、俺たちに見栄えするような菓子とかは作れないって」　意外と現実を知っているディオンがフェリクスを宥める。　夕方にはアデルハイドとマリアが来てしまう、朝から集まったとして手際に不安しかないハノイは先ず材料の買い出しから始めることを伝えた。　　朝から市場へ向かい現在昼過ぎ。　ハノイもまさか近場の市場へ行くだけでこれほど時間がかかるとは思わず、頭を抱えたい気分だった。　それでも荷物を護衛ではなく自分たちで運ぼうとするフェリクスとディオンの気持ちに応えたく、二人に真新しいエプロンを渡しハノイはいつものエプロンに身を包んだ。　「ゆっくり丁寧にやっていきましょう」　先ず渡されたのは使いやすいフルーツナイフと人参。　「不慣れな分、無理をしない手順でいきましょう」　「わぎり？にすればいいのか？」　「おっと、存外固いな」　「厚みがつき過ぎては火の通りが悪くなります、薄過ぎては旨味が分かりづらいのでこれくらい」　皮付きのまま輪切りにした人参はフルーツナイフを使い皮を剥き、クッキーの抜き型を使って花型に抜いていく。　「結構力がいるな」　「アデルハイド様みたいにこうなんか段がある花みたいな」　「飾り切りは難しいので諦めてください」　必要量の人参をくり抜くだけで一時間、ハノイは時間配分に自信を失いそうだ。　「人参の残りは鶏団子に混ぜるのでみじん切りにしていきましょう」　うっかり力を入れ過ぎたディオンが人参を飛び散らかす一幕がありながらも何とか人参のみじん切りをボウルに入れた。　白菜を切り揃え、椎茸は石づきを切りかさに十時の切れ目を入れる。　斜めに切り込み反対側からも斜めに包丁を入れれば綺麗な切れ込みが出来る。　ひとつひとつの行程を怪我をしないようにハノイは進捗に指導していく。　椎茸も一部はみじん切りにしてボウルに入れる。　そして白葱を切り揃え、同じく一部をみじん切りにした。　「あまり気にせず食べていたが、生姜の皮は剥きにくいものだな」　フェリクスの手元にはかなり痩せ細った生姜があり、ハノイは苦笑いで剥かれた皮を厚めた。　「此方は洗って茶巾にでも包んでから後で生姜湯でも作りましょう、さあ生姜はこちらのおろし金を使ってすりおろして下さい、ああ、あまり力みすぎると指まで擦ってしまうので気をつけて」　「怖っ！え、指はすりおろしたくないぞ」　ハノイの注意にディオンが震え上がる。　時間をかけてすりおろした生姜は軽く絞り、絞り汁とおろし生姜に分けておく。　「もうそろそろ時間ですね」　ハノイに言われてフェリクスが窓の外を見れば既に夕陽に街が照らされていた。　みじん切りの野菜を入れたボウルに鶏のひき肉を入れおろし生姜を加える。　片栗粉と卵を一つ加えて捏ねていく。　鍋を用意してダシ昆布と水と塩に醤油、生姜の絞り汁を加えて白菜の固い部分と白葱に豆腐と切った人参を入れる。　沸騰して来たらスプーンを二つ使い捏ねたひき肉を団子にして鍋に入れていく。　「油は薄くでいいんです」「いやいや難しいぞこれ」「あっ失敗した」　賑やかに鶏団子を作るうちに裏口からアデルハイドとマリアが現れた。　「アディ？！わっわっ、えっともうちょっとだけ待ってて！」　アデルハイドを見て慌ててフェリクスが声を上げる。　「わかったわ、ゆっくりでよろしいのよ？」　ハノイにチラッと目をやりその意味深な笑みに苦笑いしながらアデルハイドとマリアは指示をされそれぞれ別のテーブル席に座った。　鶏団子を加えた鍋に白菜の柔らかな部分と春菊に椎茸を加えて蓋をする。　その間にテーブルの準備に入る。　卓上型のコンロを置きクツクツ煮えた鍋を運ぶ。　薬味は時間が足りずハノイが用意した大根おろしと小口切りの葱。　「どうぞ召しあがれ」　エプロンを取り蓋を開いてフェリクスとディオンがテーブルの向かい側に座る。　「本当に二人が作ったの？」　目を丸くするアデルハイドに答えたのはハノイだ。　「買い物からほぼ全て、お二人でお作りになられましたよ」　「すごいわ！すごい！ありがとうございます、殿下」　「うん、さぁ早く食べよう！」　綺麗な花型の人参や出汁の染みた白菜を口に運ぶと野菜の優しい旨みが口の中に広がる。　「鶏団子は生姜が効いていて、食感も柔らかくて美味しいわ」　「良かった、アディの口に合って」　照れたように笑うフェリクスと興奮気味にマリアに話しているディオンに生姜の皮を使い絞り汁とライムを加えた焼酎をハノイが出した。　「あの生姜を使ったのか、ありがとうハノイ」　「いえいえ、私も良い経験になりましたから」　フェリクスの飲む焼酎を少し羨ましく見ていたアデルハイドに気付いたフェリクスが手にしたグラスを勧めてみる。　「まあ！生姜の風味に少し辛味が増して、美味しいわね？」　フェリクスから受け取ったグラスを傾けチラッとアデルハイドがハノイを見れば笑いながらジンジャーエールで割った焼酎を出された。　「それはその二杯と私の分しかなかったので」　クツクツ笑うハノイに「もう、わかったわよ」と軽く口を尖らせたアデルハイドは鶏団子から出ただろう旨みをしっかり纏った熱い豆腐を口に運んだ。
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11月27日
居酒屋こぼれ話4
　気付けば７万PV…ちょっと段々と数字がわからなくなり始め… 　たくさん読んでいただきありがとうございます。　コメントにて色々なお話を聞くのもとても楽しみになっていて、励みになっています。　アデルハイドとフェリクスを含む周囲は居酒屋「花結び」の外側で本当は色々あるのだけれど、アデルハイドの目線からそんなに何かあるように見えていないので、「花結び」の中ではゆったり時間が進んでいるようになっています。　現在予約投稿している辺りは進級して二年目に入っています。　新しい登場人物が居たりと二年目も賑やかになっています。　写真は前回の近況ノートにもあったローストビーフ丼。　「花結び」では魚が多く登場しますが、私的にはお肉でビールも好きなんですよね。　たくさん読んで頂きありがとうございます、まだまだお話は続くのでアデルハイドのこれからも見守っていただけたら嬉しいです。
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11月21日
居酒屋こぼれ話3 五万PVありがとう記念SS
　ご、ゴマン？五万PV？？　小心者なのでとてもびっくりしてます、たくさん読んでいただきありがとうございます。　コメントも楽しく拝見してます！本当たくさん読んで頂きありがたいです！　まだまだアデルハイドたちのお話は続きます、これからも暖かく見守って頂けたら嬉しいです。　ささやかながらお礼がわりのSSです。　肴ではなくたまにはしっかりしたご飯を作るアデルハイドの日常から一コマ。　時期的には年末年始の予定全てが終わったある日のショートストーリーとなります。悪役令嬢の居酒屋　番外編五万PVありがとう記念「ローストビーフ丼」　年が明け今年初めて居酒屋「花結び」に足を踏み入れたアデルハイドは公爵邸から着いてきたフェリクスと共に店内の換気をしてからいつも通りにカウンターの中へと入った。　いつもと違うのは着物と割烹着ではなく簡素なワンピースとエプロンという姿ぐらい。　市場への挨拶回りを兼ねた市場調査を終えて手にした牛肉のブロックを調理場へと持ち込んだ。　「歩いたから疲れたんじゃないか？」　気遣うフェリクスがカウンター席に座りながら差し出したお茶を飲む。　前世の日本的な湯呑みで緑茶を飲む金髪青い目のフェリクスの姿にアデルハイドはつい表情を緩めた。　この後は夕方まで特に予定がない、ならば普段よりしっかりとじっくり時間をかけた昼食も悪くないだろうと牛ブロック肉の調理に取り掛かった。　ブロック肉にオリーブオイルを塗りすりおろしたニンニク、塩胡椒、すりおろした玉ねぎを擦り込むように揉んでいく。　下味が付いたら熱したフライパンに油をひき強火で焼き色がつくまでブロック肉を焼いていく。　焼き色が付いたブロック肉をオーブンの天板に置き、付け合わせのにんじんや玉ねぎ、ジャガイモを並べて予熱をしておいたオーブンに入れてじっくり焼いていく。　その間に白米を炊き、温泉たまごを作る。　温泉たまごは鍋に沸かしたお湯に火を止めたまごを入れて蓋をして待てば良いので楽に作れる。　小口切りのネギと細い千切りにした大葉を用意してオーブンの様子を見る。　焼き始めて三十分弱、オーブンを止めそのまま粗熱が取れるまで放置。　ソース作りに取り掛かる。　オリーブオイルに赤ワイン、すりおろしたニンニクと玉ねぎ、塩胡椒に砂糖を混ぜてフライパンで火にかける。　アルコールを飛ばせばサッパリオニオンが美味しいソースが出来る。　炊き立ての白米を丼に盛り千切りにした大葉を乗せる、その上に焼き上がったローストビーフを薄く切って花状に並べ小口切りにしたネギを真ん中を窪ませるように乗せ中央に温泉たまごを割り入れる。　最後にすりおろしたホースラディッシュを添えソースをかければローストビーフ丼の完成だ。　　「お腹が空いたでしょう」　そう言いながらカウンター席に座りニュースペーパーを読んでいたフェリクスにローストビーフ丼を出して赤ワインを添える。　ローストビーフと一緒に焼いたジャガイモやにんじん、玉ねぎは別皿に盛り付けてソースをかけた。　自分の分を持ち隣の席に腰をかけたアデルハイドはローストビーフを一口ぱくりと口に運んだ。　「ジューシーなローストビーフに赤ワインのソース、この風味がいいわね」　「白米にローストビーフってこんなに合うのか」　驚きながらも十代の男子らしく白米をかき込むフェリクスにアデルハイドはふと表情を緩めた。　言っても王族、第三王子のフェリクスが気軽にアデルハイドが作った料理を食べるようになるとは去年の今頃は考えもしなかったなと、変わっていく関係に存外悪くないと思う自分に満更でもない笑みを浮かべた。
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11月16日
居酒屋こぼれ話2
　三万PVを突破しました、ちょっとびっくりし過ぎて震えてます(ぷるぷる) 　たくさん読んで頂きありがとうございます、まだまだアデルハイドの居酒屋メニューは増えるのでよろしくお願いします。　居酒屋「花結び」は時系列の季節に合わせて旬を迎える野菜や魚を軸に料理を選んでアデルハイドに作ってもらっています。　料理も肴として合うものをメインにしているので、肴ってよりおかずで白米欲しいやつでは？となると書いてる最中にボツにしてしまうこともしばしば。　写真はそんなボツにした茄子の味噌炒め。　炒めた茄子に味噌と酒と砂糖を混ぜた味噌だれで炒めたもの、酒より白米が欲しくなる一品……。　この先、アデルハイドとフェリクスの関係も少しずつ変わるか変わらないか見守ってくれると嬉しく思います。　まだまだ先は長いですが今後も楽しく美味しく読んで頂けるよう頑張っていきます！竜胆
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11月7日
居酒屋こぼれ話
漬物の話が公開されたので。一応、悪役令嬢の居酒屋に出てくるメニューは私が作ったことがあるもので統一しています。分量は常に目分量ですが、多分アデルハイドはちゃんと量っているはず。写真は自家製の味噌漬け、一晩ほど漬けた浅漬けになります。作るのも食べるのも呑むのも好きなので、レパートリーが尽きるまでは書いていきたい。周囲は目まぐるしく、アデルハイドだけはのんびりマイペースにゆっくりと変わっていく関係なんかも隙間に挟みつつ、今後ともよろしくお願いします。今までにないくらい、たくさん反応や応援頂きありがとうございます、励みになります！竜胆
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10月27日
転勤異世界、完結しました
「母の転勤先は異世界でした。母は王妹、父は元勇者ってどういうことなの？」完結しました。私たち、ただの村人から冒険者になりました(折角なので女子二人旅します)で構築した世界観でもう少し遊びたかったという気持ちで生まれた双子の風雅と花音、それぞれがあの世界で生き生きと生活する現代っ子がいずれ自分たちの道を選んで歩いていくというのが書きたかったのですが、何かしら楽しく読んで貰えていたなら嬉しく思います。登場人物はただ村が花を中心にしていたこともあり、転勤異世界では音楽に纏わる名前をつけました。フーガは追走曲、カノンは追復曲、どちらも対位法の楽曲の形式に因んで双子ならではの名前にしたけど、本編ではあまり活かせなかったなぁと。また、帝国やコリウスなどただ村で出した場所や人を出せたのは楽しかった。温泉宿もですね。今回も脇役が多数出てますが、本当はレジェロにあんなたくさん出番はなかったんです。予定ではなんだかんだ政務に忙しく、そこまで学園に関わることが出来なくて毎回悔しがる展開にしようとプロット段階では決めてました、が、単に動かしやすく物分かりの良い我儘も結局押し通しきれない自分の立場を優先するレジェロというキャラクターが気に入ってしまい、レジェロとディモルの話が増えたりしてました。この舞台になってる世界観自体を作り込みすぎていて、またいつか気が向いたらこの世界の誰かの話を書くかもしれません。その時はまた生暖かく見守って欲しい。星やいいね、フォローたくさんありがとうございました、すごく励みになりました。次作「転生悪役令嬢の居酒屋」連載開始しています。引き続き読んで頂けたら嬉しいです。応援ありがとうございました竜胆
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10月26日
新連載はじめました
転生悪役令嬢の居酒屋、新連載はじめました。　気楽にライトな読み物が書きたいなと。　ザマァとかなく誰もがちょっと幸せなひとときを過ごす、そんな場所を作る転生令嬢。　居酒屋「花結び」の店内で大体話がすすみ、毎回何かしらの肴の簡単なレシピを添えて。　「花結び」の外側では色々あるけど美味しいお酒と肴があればいいじゃないとマイペースに生きていたらなんか周りがついて来ちゃった。　そんなお話です。
9月29日
ひ弱男爵…について
断罪された王子とひ弱男爵の辺境領地生活について　現在未公開にしています、近々全年齢向けに書き直しをして後に公開を再開する予定です。　作業は進んでいません！　年内に公開を再開出来ればと思っています。　しばらくお待ちください。 10.25 再公開しました。変更点はありません。
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8月7日
新連載予告
　明日から新連載始めます、舞台は「私たち、ただの村人から冒険者になりました(折角なので女子二人旅します)」のあの世界、魔法あり冒険あり学園ありのお話になる予定。　既に6話まで予約投稿しています。　ただ村の世界を気に入っていたのもあり、いつか続編をやりたいと思いながらもそうじゃないお話をあの舞台でとも考えていて、後者になりました。　太陽と月が二つある世界、色んな種族が生き女神と精霊の加護があるそんな世界の別の国。　そこへ引っ越してきた双子の花音と風雅が主人公です。　恋愛要素は少なめに、冒険要素を多めに描きたいと模索中。　現在夏風邪で寝込んでいるため、予定通りに更新していけたらいいなぁと思っています、引き継ぎお楽しみいただけたら嬉しく思います。
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7月28日
短編のはなし
【完結】婚約破棄に潜む悪意っていうのを突発的にかいたのだけど、ちょこちょこ以前から書いていた、ひとつの物事を多方面から見るという話を書きたくて。　正直、耐える我慢するヒロインというものを書くのがびっくりするほど苦手なので、今回はメインになる人物を婚約破棄する王子、真ヒーローの二人に割り振った。　　よくある婚約破棄というひとつの事象を多方面から描くというのは初めて試してみたのだけど、書いていて少し楽しくもあり、難しくもあっていい経験値になったなと。　またいろんな事を試してみたいと思ったりしてます。
7月7日
完結したので、明日から新連載
　「モブ令嬢転生、婚約破棄ザマァは他人事だと思っていたらザマァされた元王子を押し付けられたんだが」が今日完結となるエピローグを更新、無事完結まで完走しました。　「断罪された王子様とひ弱男爵の辺境領地生活」「大阪のおばちゃん乙女ゲームの悪役令嬢に転生する」に続き、ザマァされて断罪されるヘタレ王子がいる話でしたが、次作もザマァされて断罪されるヘタレ王子がメインキャラになってます。　「大阪のおばちゃん乙女ゲームの悪役令嬢に転生する」は友愛と恋がテーマでした、「モブ令嬢転生、婚約破棄ザマァは他人事だと思っていたらザマァされた元王子を押し付けられたんだが」は家族愛が中心にあるテーマに挑戦していました。　敢えて結びつく関係をメインに、離れていく関係はあまり出さずに書いたので何かしらほっこりできたらいいなぁと。　　描きたいテーマは話を作る時に必ず置いているのですが、家族愛はかなり難しいテーマでした。　色んな形があって結婚してから家族になったり、姉弟だったり身分違いだったり、込めたいものが多すぎてあまり書ききれなかったかもと反省もありながら、兎に角完走出来てよかったなと。　次作もメンタル強め令嬢とヘタレ王子のお話になります。　またお付き合いいただけたら嬉しいです。　竜胆
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6月26日
雑談
「モブ令嬢転生、婚約破棄ザマァは他人事だと思っていたらザマァされた元王子を押し付けられたんだが」を、完結まで書き上げたところです。出来るだけ完結までキッチリ書くのを目標としている上に複数のお話を同時に書く器用さがないため、書きたい話が渋滞しているのだけど、そろそろ短編も書いてみたいなとか思ったりしています。今回は登場人物がかなり多く、エピローグに向けさらかな増えるという状態に頭がこんがらがりそうになりながら書いてました。そして今回ものすごく間違えそうで気をつけたのが侯爵と公爵の変換ミスを出さないこと。すごく何度も書き直しましたよね、ここ。常にハッピーエンドを目指して登場人物には極力幸せなエンディングを迎えさせたくて、一番悩んだのがフィンでした。予定調和でエピローグを迎えた登場人物もいる中、実は直前でどうしても上手く誘導出来ず予定外のエピローグを迎えた登場人物もいます、誰とは言わないけど。書いていて物凄く楽しかったのはいつかファミリーものを書きたいと思っていたので、ある意味夢が叶ったのかなとか。予約投稿はまだありますが、読んでいただき応援やコメントもありがとうございます。次作に向けてまずはプロットを立てるところから。
3月31日
村人から冒険者になりました設定イメージ画
大体ドワーフ国辺りからのイメージ画、脳内アウトプットした簡易なものだけど。フィカスのイメージはキツネの耳と尾がある双剣使いなんだけども、全く出す機会がなかったので。エルフ国での山場も過ぎたので、最初に決めた着地点に向けて走り切りたいですね。
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3月13日
村人から冒険者になりました設定3
　バオバブを旅だったのでバオバブの設定や登場人物のお話。　バオバブは獣人が主立った国で帝国から離れた西側の隣国。　女神より精霊の力が強くなるので女神の加護が薄く瘴気が発生しやすい。　更に西に行くほど傾向は強くなる。　逆に東側は女神の加護が強く精霊の加護が弱い。　帝国はちょうど中間に位置している。　手先が器用な種族と力仕事向きの種族、勤勉な種族などの多様性と隣のドワーフ国から流入する技術で近代的な発展をしている。　魔導列車などの発達した技術がある反面、瘴気が発生しやすいせいで遺跡や塔などの遺物が手付かずでまだまだ残っているため、冒険者の来訪が絶えない。　各村に名物と称した肉系メニューがある。といった軽い設定になってる。　ちなみに国名やら町の名前は南国系でトロピカルなものにした。獣人国バオバブ　空港街　首都　ビスカス　バナナ村　かまいたちの塔　登場人物の軽すぎる設定首都　デイジー　　　ギルド受付、ウサギ獣人、マリーの双子の姉　ラピス商会　　オーガスタ　　　商会長、タヌキ（アライグマ）　　アスター　　　商会所属の冒険者、レンジャー、冒険者ランクC、灰色オオカミ　パイン村　　ツタ　　　ダリアの旧友、身体強化魔法を使う熊獣人　　カモミール　　　ダリアの旧友、ツタとは夫婦、人族
3月5日
村人から冒険者になりました設定2
　ようやく飛空艇を入手したので簡単な設定や艇内イメージ間取りなんかをお話ししようかなと。　ペディルム家から提供された飛空艇の規模はかなり小さなものです。　現在の貴族なら使わないぐらい小さい、魚類系で例えるなら大人数を運ぶのがクジラサイズだとして、高位貴族や王族あたりが使うのがシャチ、イルカぐらい、一般的なサイズがブリやマグロでプルメリアたちの飛空艇は小アジやキスぐらい。　この辺りはガッチリした設定ではなくイメージによる部分が大きいです。　艇内は二階層になっていて下部に倉庫やユッカ爺の仕事場である機関部があり、上階に住スペース、中間ぐらいに操縦室がある感じをイメージしています。　内部の仕様は必要最低限。　動力が魔力や魔導石のため羽や翼は飾りと補助ぐらいの役割。　デザインは流線型のものが大半。　比較的初期のデザインであるペディルム家の飛空艇はアーモンド型、着陸時は下部に足が生えたりしてるかもしれないけれどそこまで厳密には考えていません！　大体の見取り図や全体のイメージは画像の通り。　ダリアの宿や街の構造なんかもざっくりとだけれどイメージや見取り図を作っています。　雑過ぎてちょっと見せれませんが。
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2024年3月1日
村人から冒険者になりました設定1
　帝都編もひと段落したので一度ここまでの登場人物の簡単な設定を書いておこうかと。　主人公　プルメリア　　十六歳　白属性魔道士　FからEランク冒険者　ブロワリア　　　十六歳　剣士タイプ　FからEランク冒険者　卵　　　紫から白のグラデーション　手の平サイズ港町プラム　コリウス　　Cランク冒険者　占術師兼魔道士　プルメリアとブロワリアのお世話係　グラジオラス　　Bクラス冒険者　剣士　ガウラのお世話係　ガウラ　　Fクラス冒険者　レンジャー　マリー　　ギルドの受付　ウサギ獣人　ダリア　　宿屋の女将　実はAクラス冒険者　冒険者の息子がいる帝都　パフィオ•ペディルム　　十八歳　伯爵家長男　金髪青眼　キュラス　　ペディルム伯爵家執事　ラナン　　ペディルム伯爵家護衛騎士　カトレア　　船で出会う母子の母　マーガレット　　八歳　カトレアの娘　カクタス　　十歳　カトレアの息子　カルミア　　ペディルム伯爵家メイド長　ドラセナ　　元Bクラス冒険者　怪我にて引退　ニゲラ　　魔法生物研究者　コリウスのスポンサー　フィカス　　ペディルム伯爵家所有飛空艇の操縦技師　ユッカ　　ペディルム伯爵家所有飛空艇のメンテナンス担当