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キャラだけじゃ小説じゃない、という話

 作品紹介もだいたい大きなところは終わって(早い)、後はあんまり人気の出なかった作品群となってきました。
 どうしてもね、人気が出なかった作品は多くの人にとっておもしろくなかったというわけで、なかなか読み返すのに勇気がいるものです。
 その中でも、比較的私が読み返していて「まぁいいか」と思えるのは、作品の中では少し毛色の違う『コンビニバイトをはじめたら、まともな人間が俺しかいないんだが!?』なんですが、これについて、ちょっと語ってみます。

 この作品はそもそものスタート地点が違います。アニメの脚本風に書いてみよう、というコンセプトで作ったため、最初から12話構成でプロットを組みました。それをさらにAパートBパートに分けて、極力オチをつける。地の文は少なくして、セリフだけで話を回す。と言ったところを気をつけています。
 文字数を気にしてカクヨムではちゃんとABパートの境目で切らなかったのは失敗だったかなぁ。
 別サイトから持ってくるときにこれでも地の文を足してるんですよね。私の他作品と比べるとかなり少ないと思います。

 キャラも極力ぶっとんだやつにしてみました。うちの作品は真面目な良い子が多いので、ほのぼのと展開が回っていくことが多いんですが、この作品は問題児が多すぎてとっちらかっていきます。本筋どこだっけ?
 トラブルメーカーが集まるとトラブルしか起こらないことがよく分かった作品でした。
 パロディ要素も大量に取り入れて、章タイトルやシナリオ、ギャグにぶちこみまくりました。時事ネタはやっぱり色褪せるなぁ、なんて悲しくもなりますが。
 皆様は、各話タイトルの元ネタは全部わかるでしょうか? アニメやラノベより映画や小説の方が元ネタ多そうですね。

 そしてコンビニといえば、主人公の要くんですね。個人的に自分に一番近いタイプの主人公なんじゃないかな、と思います。ツッコミ気質で頼まれたら断れないタイプで。溜息つきながら周りのフォローに回る感じがなんとも共感を覚えます。

 この作品、カクヨムコンにも出しまして、公式の寸評をもらいました。いわく、
「キャラはいいけど、コンビニの必要ある?」(意訳)
 確かにコンビニ要素薄かったな。だって私、コンビニバイトの経験ないですし。
 次はもうちょっと自分の経験した業界の方がいいのかなぁ、なんて新作のお仕事物に手をつけているところです。

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