せっかく完結したのであとがき的なものを書いてみよう。
ということで、短編ではありますが全7話に渡って投稿してきた『何も知らない僕はこの世界で最強な件』が先ほど完結いたしました。
一年前に痕跡だけあったものをなんとか短編に収めた感じになっています。アイデア出しで止まっていたとはいえ、このコンセプトで10万字書こうとしていた自分が怖い。
この作品、読んでいただければわかりますが、奇書『ドグラマグラ』の影響を多大に受けた作品となっています。ミステリー作品なんですが、最後まで読んでも解釈が分かれる作品であり、今回のオチは私の考えるドグラマグラのオチではない、ものをストーリーとして選んでいます。
記憶喪失のキャラってどこまで記憶を失っているのか、という部分が結構悩ましくて、全部忘れていると動かしづらいし、必要なところだけ抜けているとご都合主義観があるので安易に手を出すものじゃないですね。
最後のオチに向けて、伏線を張りつつ、あまり予想され過ぎずを意識しながら書いていった結果、全体を通してみるとバランスが後ろに偏り過ぎたかも。うまく調整して1万字くらいに収めればいい感じになったのかな。
執筆復帰作ということもあって、いつものリズムと違っていますが、新作にもとりかかっていて、今年、といってももう少ないのですが、はまた作品が書ける生き方をしたいなぁ、と思っています。
それでは、次回作もよろしくお願いします。