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【カクヨム甲子園プロット1/5本ノック】

このお話のテーマは『扉の向こうは不思議な世界』です。
大事な事は、『前向きな努力をする人は、前にすすめる』ということです。
世界観は、現代の学園青春ものです。


<登場人物>

☆紫藤ゆい(しどう ゆい・女・18歳)……優等生な清純派ヒロイン。

☆合瀬ミカ(おうせ みか・女・18歳)……実にクリアな心の持ち主。ヒロインの親友。叶慎吾が好き。

☆叶慎吾(かのう しんご・男・18歳)……秘密主義で、あまりうちとけない性格。ヒロインが好き。


<物語>

紫藤ゆいはまじめがとりえの、清純派、18歳のおとめ座B型の女子。
いつも仲良くしている合瀬ミカが、叶慎吾を好きなことを知っている。
なのに、慎吾はゆいを好きだと告白。
大学もゆいと同じところへ進むと宣言する。
ゆいは、ミカへの申し訳なさのあまり、異界への扉へ迷い込んでしまう。
そこでは、ゆいがどうしても避けられなかった、過去のトラウマと、慎吾の告白が繰り返されるという、不思議な現象が次々と起こる。
劣悪な家庭環境への反発と、そこからのがれるように勉強し、ミカという親友をもち、そのミカが好意をもっている、慎吾から、告白されてしまうという失態。
実は、ゆいが真面目な優等生でいられたのは、学校の中でだけ。
家の中では寂しい思いをしている。
父親も母親も互いに、浮気をしているが、コネや経済的に依存しあう仲なので別れない。
ゆいがいい大学を目指して邁進しているのは、家のしがらみからのがれたいという、現実逃避だ。
ゆいは、自分が優柔不断であることを自覚し、トラウマと化した慎吾に自分の思いをぶつける。
不思議な世界での慎吾は言う。
ゆいの人生への答えを出すには早すぎる、しかし、つっぱしってアウトローの道を行くには遅すぎる、と。
それを受け入れたとき、その魂の袋小路のような、不思議な世界から出られる。
ゆいは自分のことを解決するのは自分なのだと、前向きに考え始める。
現実世界に戻ったゆいは、ミカに相談。
家庭内のゴタゴタも、慎吾の回答も伝えると、ミカは肯定。
「親は親だよ、ゆいは自分のしあわせを求めていいんだよ!」
と、きっぱり言われ、ゆいは力づけられる。

                 了

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