• 現代ドラマ
  • エッセイ・ノンフィクション

おまえもか!

バルダーナ^^なんか規模が変わってきた。
バルダーナ:いい方へ悪い方へ?
悪い。スケールが……でっかく。
リザ:悪いのか……
リザの話はこぢんまりとした気もする。
バルダーナ:え
リザ:あれで小さいの?
話の規模が小さいし、シャクも結構短いし、まあプロット自体が短かったし。
リザ:一族の存亡の危機がそんなに小さいのか?
あれ? 怒ってる?
リザ:おかしいだろう、感覚が
んなこと言ったって、リザの話、まるでダイジェストだもんね。
『悪魔に魂を売った古代種のエルフの娘がいました。悪魔に一族の宝を渡したので死刑にされました。その娘は魔力がなかったために捨てられた子供でしたが、生きながら地の底に埋められるときになって、両親の愛について考えました』
ほら、いいいい? これがプロットの基本なんだよ。短いでしょ?
バルダーナ:つまんない
つまらなくない。リザの根本の問題だ!
クライン:ならいい
リザ:じめじめした話だったけど、思いやりがあるわけだから。許す
こうやってキャラクターに許されながら、物語を書いていくのかな。もっと厳しく教え諭してくんない?
バルダーナ:だから、オレがいる
そっか! いうことが変な人じゃなかったんだ
バルダーナ:うん
リザ:信じるな
クライン:つい……
あ、おまえもか! って言うところ?
一同:(うなずく)

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する