こんにちは。
年に一度のご褒美のような時間が終わり、
明日からまた、社会に根を据えて生きていきます。
この休暇中、
たくさんの作品を読み、
少し書き、描き、
久しぶりに内省の時間を取ることができました。
読ませていただいた皆さんの物語、
どれも一つずつ心に残っています。
応援してくださった方々にも、改めて感謝を。
さて、今日は
須佐男という男について、少しだけ。
常世の須佐男は、声が大きく、態度も大きく、
感情はだいたい全部、顔と声に出る神です。
理屈より先に身体が動き、考える前に口が開く。
最高神・天照の隣に立つには、
あまりにも騒がしく、粗雑で、不器用。
——正直、並び立つには向いていないようにも見えます。
けれど、彼は嘘をつきません。
好きなものを好きだと言い、
嫌なものを嫌だと言う。
相手が誰であっても態度を変えず、
立場や権威に怯えることもない。
天照に対してさえ「ナメクジみてぇな男だな!」
と、真正面から言えるのは須佐男だけです。
須佐男は、誰かを支えようとも、守ろうとも、
自分では思っていません。
ただ、
逃げない。引かない。
面倒な場所から、いなくならない。
結果として、気づけばいつも
いちばん厄介で、大事な場所に立っています。
夜姫を慕い、天照を想い、
自分の幸せより、相手の行き先を気にする。
それを「立派」とも、「器が大きい」とも、
本人は思っていません。
須佐男がいなければ、夜姫の物語は、もっと静かで、
もっと重たいものになっていたと思います。
彼の軽口と大声と、時々放たれるバチン⭐︎(ウインク)は、
常世の世界に、ほんの少しの呼吸を与えてくれる。
——そんな存在です。
簡単なイラストを一枚、添えておきます。
引き続き、思い出した時に
ふらりと常世の世界を覗いてもらえれば幸いです。
