ごめんなさい。AI彼女休んでます。
初めてのファンタジー? 作品になります。
予定タイトルと設定です。タイトル長い?
近日予定、、、。
無能力者ルークは特殊装甲に包まれた000―トリプルゼロだ。剣と魔法の世界に降り立った科学の戦士。それが彼の正体だ。少女は言う。誰にも知られてはならない。知られることは死を意味する。彼は今日も誰にも知られず悪と戦うのだ。
無能力者ルーク・カリオス。
彼はランク0 ステージ1のファイターだ。
能力通り、彼は誰にも誘われなかった。
簡単なダンジョンの攻略さえできない。彼はいつも初心者用のダンジョンでなんとか食い繋いでいた。
今日は妹のアリスの誕生日だった。
ケーキを買ってやりたいが、残念ながらそんなものを買えるお金もない。両親はダンジョン探索中に大地震に遭い亡くなっていた。収入の全ては少ないながらの遺族年金とルークの稼ぎに依存しているのだ。
ケーキを買えずに肩を落として家に入ると家にいるはずの妹がいない。
妹はランク3だった。10歳と言う年齢でなければ、アリスの方が冒険者としては適性がある。ただ、アリスが冒険するにはあまりにも若すぎた。理由がなければ冒険者登録ができるのは16歳の誕生日からだ。
だが、アリスはルークのためと思い10歳の誕生日をもって、冒険者登録をしてしまう。偶然、パーティから抜けた代わりと高レベルの冒険者グループに入って、ステージ6のダンジョンを探索し、逃げ遅れてダンジョンに置き去りにされた。
救出に向かおうとするがランク0のルークにはとても入れるようなダンジョンではない。
入れば確実な死が待っていた。
あなた死ぬよ、とギルドを出たルークに目の前の少女が言う。変わった少女だった。ルークは知らないがブレザーのようなカッターシャツにリボン、フリルのミニスカートが似合っている。
見たことのない美少女だった。
彼女は、死ぬのなら可能性が低い方法をとった方がいい、とルークに能力を受け入れることを勧める。
夕焼けに染まる天空に佇む物体。彼女はそれを静止衛星と呼んでいた。
そこにアクセスして、能力を得るのだ。
000―トリプルゼロ、甲冑を身につけた戦士のことを彼女はそう呼ぶ。
騎士のように甲冑を着るのではなく、天空から降りてきた剣が分裂して身体にくっついていくのだ。
身体が拒否反応を起こさなければ、素晴らしい力を手に入れることになる。彼女は続ける。静止衛星から降りてくるトリプルゼロは科学の力により力を得ている。
剣と魔法のこの世界では殆どの人たちはマナの恩恵を得ている。科学とマナは反発する。だから、マナを持つものはトリプルゼロの中では生きられない。
恐らく瞬時に分子レベルにバラバラにされて気化してしまう。
分子レベルや気化と言う単語はルークはよく分からなかったが、妹を救えるのであれば選択肢はそれしかない。
ルークは目の前の少女のどうすると聞く声に二つ返事で頷いた。