清瀬 六朗です。
夜遅くに、すみません。
いやぁ。
乗らないつもりだったのですけど。
つまり、応募せず、横目で見て通り過ぎるつもりだったのですけど。
「第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト」。
私は、中学生・高校生のころのごく一時期、短歌を作っていたことがあります。
それで、中学校のころに、作った短歌を国語の先生に見てもらって、「老成している」というひと言でバッサリ……それからしばらく短歌作りから離れました。
そりゃそうです、って。
ずっと歳上の大人の作品を読んで、見よう見まねで作ったんだから。
で、高校生のころには、一時期、まじめに取り組んだのだけど、受験でそれどころではなくなり。
それからずっと離れていました。
だから、自分にはもう短歌は作れない、と思ってここまで来たのですが。
ふと思い出したのが、前に、学園を舞台にして百合っぽものを書こうとして作った「高校短歌部」という設定でした。
「この子はこういう短歌を作る」、「こっちの子はこういう傾向の短歌を作る」という設定を作って、「たとえば、こんな短歌」というサンプルを作っていたのです。
それを集めて、追加して、「連作」ということにして「短歌の部 二十首連作部門」に投稿しました。
公式自主企画で「百合小説」も始まることですし!
自分が作るのではなく、この子はこういう設定で、こういう傾向の短歌を作るはずだから、と思って作ったほうが、抵抗感なく作れたという感じがしています。
少女等の魔法の歌声
https://kakuyomu.jp/works/16817330658259880759 「作品本文内には、応募したい短歌/俳句のみを記入してください」ということなので、傾向の違う短歌が説明抜きで並んでいます。
パンダ短歌とか、「パンダ」というあだ名の先生の悪口短歌という設定で作ったものですよ!
まあ高校生女子だからそういうのも作るだろう、ってことで。
タイトルは「少女の魔法の角笛」とどっちにしようか悩んだのですが。
短歌なので「歌声」を選びました。
いろんな傾向の「歌」が入っているということで、ドイツの民謡集『子ども(少年)の魔法の(ふしぎな)角笛』がネタ元です。
私は、民謡集というより、マーラーの歌曲として知りましたが。
そうなると、少女キャラの設定として書くのではなく、自分の名でも作りたくなって。
遠い日の思いに
https://kakuyomu.jp/my/works/16817330658307558549を公開しました。
さて。
X十年前に私の短歌を「老成している」と言った国語の先生は、もしこれを見たらどう反応するだろう……。
……と思ったりしています。
ま。
あんまり評価してくれなさそうな気はしますけど。
でも、『万葉集』時代を描いた物語も書いてるから(夏には再開したい!)、和歌はわかったほうがいいんですよね。
手白香姫の冒険
https://kakuyomu.jp/my/works/16817330653524279685 評論としては、100年くらい前に作られた、シュールでサイケな短歌の紹介も掲載しました(以前に書いた、本の評・紹介文の一部を抜萃して書き足しました)。
この歌を作ったのは誰?
https://kakuyomu.jp/works/16817330658201754787 「この歌を作ったのは誰?」というタイトルも『子どもの魔法の角笛』に入ってる曲のタイトルから採ったものです。
それで、もちろん、『荒磯の姫君』の現代篇小説:
夏の一日
https://kakuyomu.jp/my/works/16817330656778979299の連載も続けてますよ。
というわけで、忙しいと言いつつ(というか忙しいのですけど)、いろいろ書いている今日この頃となってしまいました。
よろしくお願いします。