今更ながら『友だち幻想』読んでみたので、軽く読書感想文でも書いてみようと思います。いやあ、なんだか新鮮だなあ。真面目に読書感想文を書くのなんて、下手したら小学校低学年以来かも。
友だち幻想を読んでいると、だいぶサバサバした印象を受けますね。「友達100人できるかな」なんていう歌詞の批判に始まり、「『話せばわかる』っていうのも幻想だ!」ってバッサリ切っちゃうところとか、とにかく話の展開にスピード感があって面白い。
本に一貫した主張として、「他人はどこまでいっても他人。自分の本当の姿を受け入れてくれる人なんて、いないと思ったほうがいい」というものがあるように感じられました。一見すると冷たい意見にも思えますが、これはあくまでも、筆者の現実主義的な考えを伝えるために、あえて突き放した言い方をしているんじゃないだろうかと。
この本の内容を一言にまとめるとすれば、「お前ら、人間関係に夢見すぎだよ。過度に他人とくっついたり、仲間内での同調圧力に苦しんだりするのはしんどいだろう。そんな幼いことはもうやめて、他人を他人として尊重する、”大人な”コミュニケーションをとろうぜ」みたいになるでしょうかね。
ぶっちゃけ自分もあんまりわかってないので、もう一回読んでみようかな。