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外来語どうするん

「深淵に臨むがごとく、薄氷を履むがごとし」(「詩経―小雅・小旻」より)

すべ鳥のメインの舞台は架空世界なので、基本的に外来語、カタカナ語の類を避けています。まあ、雰囲気作りの問題です。完全に日本語になってしまっていて日常使っている言葉を避ける必要はない、という考え方もあると思います。
定着しているカタカナ語は代替できる日本語を探すのですが、「パン」だけはどうしても代わりに使える言葉が見つかりませんでした。なので結局「麺麭」と表記して「ぱん」とルビを振っています。いずれ作中に出てきますが、あ、これ負けたやつ、と思ってやって下さい。「麺麭」の表記は中国語ですね。
明治時代の偉い人、なんでいきなり「パン」ってカタカナ語を導入してしまったの…。他は漢字を組み合わせて新しい日本語を作ってくれたのに…。

冒頭の「薄氷」の出典は、ふと気になって調べてみたら出処が「詩経」で、あっこれどうしよう、と思ったやつです。
まあ漢語の由来まで気にしてたら流石に小説書いていられないし、架空世界の人たちだって、薄い氷踏み割りそうになって「あ、やべ」ってなることはあるだろ、とそのままにしました。

カタカナ語を避ける縛りプレイはそのまま続けますが、パン以外に厄介な言葉が出てこないことを祈ります。

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