成田山新勝寺に行くまでの参道を歩いていると、煎餅を売っているお店があります。いつも娘と一緒に行くのですが、棒に刺さった煎餅を齧りながら進みます。そのあとに綺麗な石を売っているお店にも立ち寄ります。
道々、神様への賽銭が、願い事をする割には、少ないのではないかと、娘と話しているとき、ふと、会ったこともない神様が、自分の願いを叶えてくれることなんてあるのかなと思い至り、買おうと手に持った小石に自分を幸福にする力が本当にあるのだろうかと疑問に思いました。
そもそも、わたしの幸せって何?
神様には日ごろの見守りを感謝して、石には心細くなったときに助けてもらうことにしました。
自分の幸せが一番わかっているのは自分自身ですし、自分を幸せにできるのも自分自身しかいないことにやっと気づけた日になりました。
一日の終わりには、自分にありがとうと言い、全てにありがとうを言って眠りに就きます。