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ひとつの終わり

「あの背中に恋をした」最終話、公開です。
芳野のセリフを書きながら、思わず何度か手を止めて考え込んでしまいました。
フィクション前提ではありますが、やっぱり避けて通れない人としての思考、葛藤があって、それは何も同性愛に限ったことではなくて。
人を愛することについてこんなに考えたのは久しぶりでした。

※蛇足だとは思いますが、芳野は言葉ほど同性愛を馬鹿にしてはいないと思います。べき思考が働くことも、その葛藤も至極まっとうな人間のそれだと思いたいです。

悠太視点でのお話を貫きたかったこともあり、今回で一旦の締めとしました。
芳野篇についてはまだ試行錯誤しているので掲載は先になりそうですが、またここで発表したいと思っています。

ハッピーエンドのその先のほうが本当はずっと難しい。
いま如実にそれを感じています笑。

最後まで追いかけてくださった読者さんに感謝を。

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