海野夏

私と君のあいだのテストみたいな関係

森に閉じ込められた不老不死の異端の男、リージン。そんな彼のもとに現れたヒトの捨て子、アリス。共に暮らし始めた二人は、やがて惹かれ合う。 しかし、森の外からの悪意は彼らをただ優しい…

別所にて投稿していたものです。 全年齢ですが死ネタ含みます。 作中の全てはフィクションです。 ✳︎ 海で拾ったこのボトルは俺の好きなオレンジソーダの瓶だった。手紙の書き手は、…

第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト 短歌一首部門参加

ぼくから見たきみはいつもあざやか。 第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト 【短歌】二十首連作部門　応募作 拙いながらも自由にしたためました。 自由律だったり字余り字足らずだった…

お題【めがね】 女子高生ふたり。めがねと朝の学校。

お題【色】 チカに言われて海に来たミナト。

お題【トリあえず】 主に鳥。

お題【はなさないで】 とある女子校の先輩と後輩の話

お題【ささくれ】 食堂での若い店主と常連のワンシーン

お題【箱】 箱庭屋という見覚えのない店があった。 時間を持て余していた私は入ってみることにした。

お題【住宅の内見】 依頼されて、依頼主の代わりに物件を見に行くだけの簡単なバイト。どんな家かは見てのお楽しみ。

深夜に響くバッファローの足音 空腹と流れる汗 優しい灯りと匂い

星間郵便局の配達の合間に入った、親友のユートからの通信。 「わたし結婚するの」 彼女に言えない想いを抱えながら、ぼくは久しぶりに地球に帰還した。 「ぼく」 地球人の女性。星間…

今日は雨が降っていて、 私は傘を忘れて、 秘密を抱えたまま美咲の傘に入る。 「私」 クラスでは明るいムードメーカー。 何かと後回しにして後悔しがち。 軽い付き合いの友達は多い。…

その日、屋上には天使がいた。 怖気付いていた私に命を預けた。 「危機一髪」からの連想で、飛ぶ飛ばない問答のようなものを書きました。

何もかも趣味嗜好が合わないし、 互いに嫌がらせし合っている。 それでも別れられないのは、 きっと君の顔が好きだから。 ……多分ね？ 一目惚れ。どんな相手かは分からないのに好きに…

それは全てを反転させる鏡。 友達は少し前から雰囲気が変わった、気がする。

詩 散文集「月見草」 気になるタイトルからどうぞ

従妹のチカが好きだ、昔から。 君に不釣り合いな俺は臆病な大人で卑怯者だから、 この関係の延命に、ベースはそこに置いたまま。 ベーシストのフリーターと高校生の従妹の、停滞して健全…

仮野さんにとっての私が、ただの都合の良い道連れだったとしても、私はそれでいいやと思った。彼女だけが私を許してくれるから。あぁ、許すんじゃなくて、単に興味がないだけか。 「私」 …

「ねぇ、僕だけはお前の良さを知ってるよ」 久しぶりに自主企画『同題異話』さんに参加するため書き下ろさせていただきました。素敵なお題ありがとうございます。何だか不思議な感じになり…

魔王と呼ばれる者たちが現れて二百年、ヒトは魔物に怯える日々。 能力を持つ者たちが現れ百年足らず、最早ヒトは狩られるだけの存在ではない。 第七区域にて、勇者とその仲間たちは魔物殲滅…

鯨からイメージして思うままに。 小説のような詩のような何かになりました。 遅ればせながら自主企画「同題異話・七月号　　鯨よりも深く」のために書かせていただきました。

恋をしていた。

発車してしまえば、戻ることはない、戻ることは出来ない。 ご乗車になられるお客様はお急ぎください。列車が発車いたします。

私は、あの人が好きだった。バスの中で見かけた、私のよく知っていたあの人が。