気が塞ぐような現実を、一瞬でも完璧に忘れさせるようなものを届けられる人のことをいうのかもしれない。
現実と真摯に向き合っているからこそ、逃げ道を欲する人は多いのかもしれない。
息抜きくらいさせてくれと癒しを求めるのは、罪ではない。
なにも考えたくないかもしれない。
ジャンクでインスタントなのが心地好いのかもしれない。
テンプレートに沿ったものじゃないと安心できないのかもしれない。
全部当然だと思うし、責める気はない。
変わるべきだとも思わない。そういう人はそれでいいんだ。
あと、そういったものを提供できる人たちのこともすごいと思ってる。
私にはできないことができる人たちとして素直に尊敬してる。
だけど、私は『どうせ逃れられないんだから、一瞬でも逃避したくない』し、『なるべくしてほしくない』とも思う。
後者は強制するつもりはありません。
個人的にそういう人が好きだってだけで。
この瞬間にも、本人の過失なく命を奪われている人はいる。
人どころか子だったりする。
心の底から楽しんでいても、どこかでそういうことを考えている別の自分がいる。
だから、私の提供するものは恐ろしいほどに優しくないものになるし、重さ深さとかの質量も相俟って、とっつきにくいかもしれない。
向き合うガッツのある人だけ、ついてきてくれたらいいと思う。
全然そうは見えないかもしれないけど、読者さん方にはとても感謝している。
本当にありがとうございます。
そんなわけで、「『だれひれ』でも『うつろ~』同様、ヘヴィーなテーマに足を浸していくことになります」という予告でした。
予告かい!笑
シリアスな語りをまじえたのは、
舞台装置みたいな使い方はしたくない、
半端な気持ちで扱うことにしたわけではない、
ということを知っていてほしかったからでした。
「死と性(※誤変換ではない)は安易にテーマにするな」という言説もありますが、
どうしても私はそこを突き詰めたいし、そこから逃れられないしw、
これからもベースにしていくんだろうと思います。
たぶん、これはこれで、できる人が限られてくることだとも思うしね。
みんなもみんならしく生きてください!!
全力で応援してます!