新作『臍帯者』
7,000字弱、全3話構成のSFホラー(完結済)
https://kakuyomu.jp/works/2912051599446070121
公開中です。
告知前から見つけてフォローしてくださっていた方々、ありがとうございます。
作成日は2026/5/7。数日前ですが、大部分は昨日一気に書き上げました。
正真正銘の最新作、そして自信を待ってお届けできる一作です。
さてこちらの新作ですが、着想を得るきっかけとなったのは数日前にSNSで話題になっていたある文章でした。
一般の方が書かれたもののようで、私が目にしたのはスクリーンショットでしたが、内容があまりに悍ましく元のページに確認しに行く気にもなれませんでした。
(加えて、良質かつ信頼できる情報源の文章であれば必ず元のページを探して見に行くようにしておりますが、内容から炎上させてアクセスを増やす目的があるかもしれないと推測・判断いたしましたので。)
詳細は控えますが、『臍帯者』の主人公の言動を追っていただけば、私が目にしたのがどのような内容の文章だったのか容易に推測可能ではないかと思います。
(他者を人間だと考える人が読めば怖気立つこと間違いなしでしょう。)
『臍帯者』の主人公である平野はフォローのできないレベルの異常者ですが、なぜ彼のような人間が出現してしまうのか。
自らが異常であるという認識を持てないのか。
不特定多数に届く可能性のある場所で異常な思想を叫ぶことができるのか。
彼らの持つ奇妙な認識のズレや行動原理。
それらを再考した結果、生まれたのが『臍帯者』なのではないかと私自身は考えております。
個々人が集団を形成し、延いては社会を形成しているように、社会全体の雰囲気もまた個々人に大なり小なり影響を及ぼすものです。
個人の置かれた環境や立場などは社会構造による部分が大きく、思想もまた然りですが、どのような苦しい立場に置かれていても、それは悪事を犯す免罪符にはなりません。
そして、悪事を犯すより前の段階である思想の部分。信念の部分。
それはどこの都市にどの性別として生まれるかといったこととは異なり、十分に選択できる事柄だと思います。
良い年齢の大人であるならなおさら。
それでも、誤りや過ちを自覚できない人間、非を認めることのできない人間はいます。
彼らは自分にとって耳触りの良い言葉しか受け取れない耳と、都合の良いものしか見えない目を持って生きている。
そして、彼らもまた集団を形成し、よりいっそう極端な考えに突き進み、自分たちの正当性に対する根拠もない自信を高めていきます。
手の施しようもないほどに他責思考を極めた人間は、見当違いの仮想敵を生み出して攻撃することだけに秀でています。
彼らは歪みや偏りを自ら悪化させている。
自らの正当性を堅持するための構造を作り、そこに突進していっている。
歪みや偏りは、生きてたくさんの人の考えに触れていれば、当然のように生じてしまうものです。
しかし、それらを放置したり悪意や害意として撒き散らしたり他者を害したりすることのないように努めるべきではないでしょうか。
自分の内側で処理すべきではないでしょうか。
それができて初めて人間として生きていると言えるのではないでしょうか。
外に向けて表現するなら創作として、あるいは内輪でこっそりする話などに留めておくべきです。
(本来ならば、そんなことはできて当然です。
しかし、その最低限すらできていない人も見受けられます。
残念などという綺麗で簡素な表現では収められません。
現実にそういった不届き者たちによる被害に遭われている方が数多いらっしゃるからです。)
こちらをご覧の方々も私の作品に辿り着く可能性のある方も、大多数がそういった判断ができて、むやみに他者を加害したりしない、きちんとした方だと思います。
悪感情は他人にぶつけたほうが楽だし、歪みや偏りも放置したほうが楽ですよ。
でもそれを選ばない。よしとしない。
信頼に値する方々です。
私が警鐘を鳴らすまでもない。
ですから、今回の作品は憤怒と私怨の結晶としてご覧いただくのが良いかと思います。
あるいは分析とも言えるでしょうか。
わからないものは恐ろしいですし対処もぐだついてしまいますが、理解が進めば然るべき措置や距離を取ることもできますから。
物語の特性上、良識的な大人や女性の方にとっては不快きわまりない表現を多数使用いたしておりますので、ご留意いただいたうえでご覧になってください。
逆に、『臍帯者』本編やこちらの近況ノートをご覧になって憤りをおぼえたり、主人公の言行にいたく共感したりしたのだとしたら赤信号=歪み・偏り度合いがきわめて高いのではないかと思います。
また、主人公の使用する表現がおかしかったり、事実を誤認しているとおぼしき描写がございますが、それらはすべて演出です。
実を言うともっと頭の悪そうな感じを出したかったんですが、このタイプは賢いと自認していて正しく使えもしない言葉や表現を使いたがるきらいがありますし、結果的に妥当なラインに落とし込めたのかもしれません。
自認は賢くても実態は……というタイプ、表現するのがいちばん難しくないでしょうか!?
名前もできればつけたくなかったんですが、会社で名前を呼ばれないのは不自然なので仕方なくつけました。
お名前の種別を問わず主人公以外の平野さん、大変申し訳ございません。
長々と語りましたが、中身無き肩書きを欲した空虚な男の末路を、ぜひその目でお確かめになってください。
雰囲気レビューは簡単な部類ですが、骨子を理解すればするほど言語化に迷いが生まれるタイプの不親切設計であることが推測されます。
が、ご感想やご考察等伺えましたら嬉しいです。
※微量ではありますが先ほど加筆修正を行い、ホラー度を上げました。
https://kakuyomu.jp/works/2912051599446070121
長文乱文失礼いたしました。
本日もご覧いただきまして誠にありがとうございました!
盛りだくさんな裏設定など語りたくてうずうずしている片喰でした。笑