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サイダー小噺。

ご覧いただきありがとうございます。

『サイダーの亡霊』完結しました!
https://kakuyomu.jp/works/16818093091894414961

応援してくださっているみなさま
ありがとうございます。
評価がお済みでない方はそちらもお願いします。

短編らしい短編を単体で上げるのは
初めての試みでしたが、いかがでしたか?
お楽しみいただけていたのなら幸いです。

まだ読んでないよーっという方も
完結済なので安心してご覧いただけますよ!



せっかくですから、最終話のタイトルについて少し。

『夢想』には、字義どおりの意味のほかに
『來夢と爽汰が一緒にいられる世界』という意味を
込めておりました。
それを加味すると、爽汰の爽の字は想のほうが適切だったようにも
思えてきますが、いつまでも想い続けることを他者に強制されるのは
呪い以外の何物でもないので、こちらでよかったのでしょう。

そして、『あわいで』というワード。
こちらはストレートに『あいだ=“あわい”で』、
『泡とともにあらわれる思い出』の略。
それから、『泡が出でる』のトリプルミーニングでした。



他のカタバミ作品と同様に
亡霊がなにを指しているのか等、解釈は各々方に委ねますが、
『サイダーの亡霊』には、大切な誰かやなにかを喪ったとき
本人やそのもののみならず、それらに紐づくすべてに
触れることが嫌になってしまうかもしれないけれど、
立ち直っても立ち直らなくても
また一緒に生きていけたらいいなという願いを込めました。



最後にもう一度。
ご覧くださり、誠にありがとうございました!

2件のコメント

  • 元々素晴らしい感性を惜しみなく作品に
    反映される作家だと思っておりましたが、
    短編も凄い✨!!とてもあれこれ考えながら
    拝読する作品というのがそもそも好きで、
    それだけ世界は広がって行きます。
    ダブルミーニングには気がついていましたが
    トリプルとは…(((o(*゚▽゚*)o)))♡流石です!
    そして、まさにサイダー🥤の様な読後感…。
    …これは絶対におススメです!!!
  • 小野塚 さーーーん!!!!!

    素晴らしいレヴューをいただき、恐悦至極に存じます……!
    作者以上に物語の本質を捉えていらっしゃるのでは……?
    こちらとしましては、小野塚 さんの感性も作風も唯一無二で憧れです!!
    無駄を省いてきちんと整えられていて、例えるなら生け花のような。
    小野塚 さんを見習って、広げた世界を収束させられるように精進しなければなりませんね。
    具体的には人魚すくいの続きを書かねば!笑
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