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寄り道

お世話になっております。忍野佐輔です。

少し『メイドin異世界《ファンタジア》』の執筆に行き詰まったので、
息抜きもかねて「LisPon×カクヨム “最後の5分間” 小説×朗読コラボレーション・コンテスト」向けに掌編を書いてみました。

『呪詛の終わり』という、
どこにでもある話に、少しだけ砂糖を混ぜたものです。

正直、掌編を書くのは数年ぶりで勘が鈍っていました。
昔書いたものを読み返し、その時の技法を思い出しながらですので、
クオリティに関しては保証しかねます(苦笑)。
ただ、テーマとしてはいつも通りのものです。

もし僅かでも楽しんで頂けたのなら幸いです。

7件のコメント

  • ここに救われたおっさんが一人いますよ(>_<)
    ステキなお話でした。
    作者様は引き出しの数が物凄く多いんですね。
  • 良かった。
    少しでも誰かの為になれば良いなと思って書いたので、『救われた』とまで言って頂けると努力が報われたようで嬉しいです。

    一応、まったく同じ構成で『家族の為に頑張る人向け』『強い人だからと異性に遊ばれ捨てられる人向け』『何もかも諦めた人向け』など幾つか物語を考えましたが、ひとまずカクヨムや今回のコンテストで頑張ってる人向けになりそうな本作を投稿してみました。

    物語の引き出しはそう多くは無いので分解すると全部同じような構成だったりテーマだったりするんですけどね(苦笑)

    ただ、同じ素材の味付けを、読んで欲しい読者に合わせて微調整してるだけなんです。
    今回は優しい口当たりを目指しました。

    僕は正直、才能には乏しいのであまり色々な材料は用意できないので……


    ともかく楽しんで頂けたのなら幸いです。
  • こんばんは。

    作者様が「才能に乏しい」とかいうとね、本当に才能に「乏しい」人に後ろから刺されるかもですよ。


    才能も技術も有り余るほど持っていらっしゃるでしょう。
    今回の主人公のような「きっかけ」に、たまたま巡り合っていないだけかと。
    (これが難しいんだろうけど)

  • ありがとうございます。
    そう言って下さるのは素直に嬉しいです。

    最悪、宮沢賢治のように死んでから評価されるのでも……まあ、構わないとは思いますが(物語で誰かを楽しませる事は出来るわけですし)。
    ただ、生きてる間は苦痛な事に変わりありませんしどうにかしたいですね(苦笑)

    いつも応援ありがとうございます。

  • ちょっと最後にゾクっとするような物語を読ませていただきました。

    なるほどねー、心理描写を敢えて薄くしてるからこそ、両極の読み取りが出来やすいわけだ、うまいなあ。

    最初に読んだときは「あれちょっと待てよ献身的な愛の話とちょっと違くない?」と思っただけでしたが、二度目に読んだときはラストで浮かぶ彼女の「虚空に吸い込まれる」笑顔が、優しさでも悲しさでも虚しさでもなく、狂気を孕んだ笑顔として浮かんできました。
    時が止まってしまったのは、彼ではなくむしろ彼女の方。そして、それを動かそうとするものは全力で排除するという……。
    (そこまで言わなくてもいいだろうとか言われそうですけど)


    作者さまの掌の上で転がされるのは、とても楽しい気分になります。
    「今回もやられたなあ」って。
  • 返事が遅くなって申し訳ありません。
    風邪を引いており、頭が動かなかったので控えておりました。

    「恋人の時計」を二回も読んで頂けたようで、嬉しい限りです。

    個人的な事情ではありますが、小説は可能な限り
    『二周以上読んでも楽しめるもの』
    を作りたいと前々から考えております。

    子供の頃、母子家庭だった事もありお金が無く、
    買って貰った小説は何十周も読み返していたので、
    自分で書く場合にも、何度も読める物語を書きたいと考えております。

    なので、kobuupapa様のように何度も読んで考察して頂けるというのは非常に作り手冥利に尽きます。

    こうして細かく感想を頂けるのもモチベーションにもなりますし、
    なにより、小説を書いた際の『狙いや工夫』が上手く動作したのかというフィードバックが貰えるのがありがたいです。

    いつもいつも助かっております。
    ありがとうございます。
  • あー、とにかくお身体は大事にしてください。
    私が勝手にコメしてるだけで、返事を書く義務などないのですから、変なことを気になさらないでくださいm(_ _)m


    読み返す気も起きない(失礼)作品も実際ありますし、一回読めばもう十分という作品も多々あります。
    でも何故か、もういっぺん読み直したい、と思わせられる作品もあるのですよね。
    (あくまでも私にとっては、ですけれど)


    読み直した時の新たな発見は、最初に読んだ時のドキドキ感とは全く別の喜びです。
    隠されていた宝を発見したみたいな?
    (いや、最初から気づけと言われたらそれまでなんですがー)

    新たな発見じゃなくて、何度読んでも同じ感動やドキドキが湧き上がってきてやめられない作品ってのもありますよねー。


    私はそういう楽しみを与えてくださる作者さまたちに、ひたすら感謝です。
    そして、数多ある作品の中から作者さまの作品を知ることができ読むことができたカクヨムのシステムにも感謝です。

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