「……ちょっと後をついていってみよう」
「少し迷ったけど、同感。このままほっといたって気持ち悪いわ。変な気を起こさせないうちに、徹底的にしましょう」
女性は指の関節をポキッとならすと、段ボール箱がいた路地裏へと歩き始めた。
「ま、まあ、確かに狙っている線もあるけど、落ち着け……」
https://kakuyomu.jp/works/16816452219246847824こんにちは、オロボ46です。
今回は懐かしのあのスポットが登場します!
現在時刻は21時。そして、電車の事故によって出発は翌日の深夜1時。
「ねえ、おなかすいたしさ、夜食でも食べない?」
思わぬトラブルによって立ち往生となった兄と妹は、付近のコンビニで夜食を買いに行った。
そこから駅に戻る途中、路地裏から視線を感じる。
ふたりを見ていたのは、段ボール箱に入った変異体と呼ばれる化け物。
兄と妹がその変異体を追いかけた先には、解体予定の奇麗な廃虚だった。
ぜひ見てくださいね!