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化け物バックパッカーOMNIBUS 公開しました!

https://kakuyomu.jp/works/16816452219749660458/episodes/16816452219859462299

こんにちは、オロボ46です。
今回は化け物バックパッカーシリーズの総集編として投稿しました!
坂春とタビアゲハ、ふたりのバックパッカーのエピソードを中心に、映画のように連続性のある編集となっております。
変異体ハンターの晴海と大森、商人の信士、化け物運び屋のケイトも登場するので、お楽しみに!

 黒いローブで身を隠す少女は、老人に頼む。眼球代わりの、触覚を揺らしながら。
「自分ノ触覚デ見サセテヨ、コノ世界ノ価値。写真ヤ言葉ダケデナク、コノ触覚デ」
「お嬢さんはこの世界の価値を見させくれるのか?」

 住宅街を歩く男女は、何かの依頼を受けていたようだった。
「そうですよね……だったら、どっか観光でもしません?」
「そういうのは依頼が終わってからって約束だったよねえ」

 コンビニのイートインスペースで、商人は少年にたずねる。

「貴様は、どうして変異体にこだわるんだ?」
「……俺は、変異体と友達になりてえんだ」



 変異体。

 それは、“突然変異症”によって、人間からかけ離れた姿となった元人間である。
 変異体は、人間から姿を隠さなければならない。
 それが出来なければ、待つのは施設への隔離、もしくは駆除だ。



 ここは、地球とそっくりに創造された星。

 地球と似た建物、地形、自然、人々が存在する星。
 
 人間に見つからないように暮らす“変異体”が存在する星。

 世界に対して独自の考えを持つ、人間と変異体が存在する星。

 そんな星を、今日も彼らは旅をする。





 短編シリーズ「化け物バックパッカー」の中から、バックパッカーの老人と変異体の少女、変異体ハンターの男女、商人の男性、運び屋の少年のエピソードを厳選。
 1本の作品として編集され、繋がりを持った各エピソードはまるで映画のよう。

 長編としての化け物バックパッカーの魅力を、体験せよ。



ぜひ見てくださいね!

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