「はあ……今回も変異体がらみなんて……」
「あたしはよかったと思いますよ。またこうして、憧れのバンダナさんと取材が出来るんですから」
「君はよくても、僕はよくないんだよ……僕が変異体の耐性がないって、わかっているだろ?」
https://kakuyomu.jp/works/16816452219742276451/episodes/16816452219825032645こんにちは、オロボ46です。
今回は変異体ライターのエピソードとなります。
「ちょっとした昔話を思い出したんだ。確か……死んだペットは、天国に続く虹の橋の前で飼い主を待っているって話」
スマホから聞こえてくる物語に、化け物ライターはうっとりとまぶたを閉じる。
渓谷をつなぐ虹の橋の上で。
虹の橋のウワサを聞いて、ふたりの記者が渓谷近くの小屋をたずねた。
ひとりは臆病なウェブライター、もうひとりは、変異体と呼ばれる化け物の記事を専門に扱う、化け物ライターだった。
小屋の主人である女性の話を聞いた後、ふたりはウワサが本当のものであるか確かめるために、渓谷で待つことになるが……
なお、来週は化け物バックパッカーの総集編を投稿しようと思っております。
お楽しみに!