https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/16818093076306699095そんなわけで、第二十七話です。
今回は吸血鬼との戦闘回です。
真祖が直接血を分け与えた眷属(第二世代吸血鬼)は、かなり優れた能力を持っています。
基本的には真祖の力がそのまま反映されますが、長い年月を生き抜いて、多くの人間の血を吸い、経験を積むことで成長もします。
『幻獣召喚士』でも、第二世代吸血鬼が登場していますが、彼らは単に耐久力と再生力が高いだけで、見るべき活躍をしていません。
それは生み出されたばかりの〝赤ん坊状態〟で、ほとんど経験を積んでいないことが原因でした。
それに比べれば、武神タケミカヅチと戦ったオルロック伯爵の眷属は、かなり善戦をしていました。
最後には一方的にボコられていましたが、これは相手が悪かっただけの話で、多分エイナやシルヴィアでは、まったく歯が立たなかったでしょう。
真祖は魔法に対する抵抗力が高い上、自身も高等魔術(いわゆる黒魔法)を操ります。
第二世代吸血鬼も、ある程度はこの能力を受け継いでいます。
真祖が特注のカスタム品(ガンダム)であるのに対し、第二世代の眷属は、量産品のジムのような立ち位置です。
これが第三世代になると、がくんと性能が落ちます。もはやボール以下、普通の有翼戦闘機程度の能力しかありません。
第三世代の下っ端は、基礎的な体力と瞬発力に優れますが、再生以外の特殊能力がなく、首を切られたり、心臓を突かれると、簡単に滅びてしまいます。
そんなわけで、緒戦で下っ端を圧倒したエイナたちですが、何だか雲行きが怪しくなってきました。
緊迫の次回をお楽しみに!
……ユニがボロンしてしまうのは、伝統芸という奴ですねw