ようやく酷暑に陰りが見え始めた昨今、皆さんいかがお過ごしですか。
もやしは長い長い夏の間怯えていた、熱中症が嘘のような気候になってにんまりです。
いや、まだ残暑中でもあるので油断はできませんけど。
季節の変わり目でもあるので、体調にはお気をつけてください。
さて、少し前になってしまいますが、章を区切りました。
偽勇者編はどうでしたか?
新たな介入者は民間武力組織、ギルドから派遣されたSランクの元パーティメンバー。
持ち込まれた問題は、慈善事業をしている謎の組織。
一体誰が、何のために――?
という感じのお話です。
引きこもり勇者のはずが、少しずつ外界への影響範囲が広がって来ましたね。
まぁ、その前の未開拓地のお話では新大陸見つけてるので今更かもしれませんが。
それにしても。
章の区切りに差し掛かると、毎回題に困ります。
描く内容はある程度ぼんやり浮かんでいるのですが、的確なものがハマらないんですよねぇ。
ともあれ、今回はみんな大好き異世界モノの鉄板、召喚術のお話です。
でもこの魔術を掘り下げて考えたことってあります?
異世界モノで使用されるタイミングは物語の最初だけ。
いえ、どのタイミングで使用されても、特に深く考えることはないと思うんです。
きっと『そんなもんだ』と処理されていますよね。
ですが少し考えてみると召喚ってなかなか無茶苦茶な技術です。
だって自分の必要な時に手伝いを強制させるって、すごすぎません?
魔物や動物を扱うテイマーなんて、日ごろから世話してようやく手伝ってくれるんですよ?
そんな代償もなく、契約なんて謎のシステムで他者を縛っていいように使うってブラックすぎますよね。
まぁ、そういう話ばかりではないでしょうけども。
さて、そんな不都合な真実を考えながらのお話。
一体どういう決着に至るのか――ぜひともお楽しみください。