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『透明人間』の眼鏡と仮面の違い

 『透明人間』を読んでくださり、ありがとうございます。たくさんの方に読んでもらえてとても嬉しいです。
 コメントも全てありがたく読ませていただいております。

 ところで、「眼鏡と仮面の違いがわからん」「一緒にまとめればよくね?」という意見が結構多かったので、補足したいと思います。


 仮面は、自分自身を透明にする機能をもっています。「私はあなたに素顔を見せませんよ」というエチケットですね。
 真船は仮面を壊したので透明になれなくなりました。

 でも、全員が透明になったらどこに誰がいるか分からなくてぶつかったりすれ違ったり生活に多くの支障があるでしょう。そんなとき、相手のことを生身の体や顔そのものではなく、メアドのプロフィール画像のように概念として存在を認知する必要があります。

 眼鏡は、仮面をしている人の場所を認知するものです。
 真船は仮面はないですが、眼鏡はあるので、仮面をしている人の位置を知ることができます。

 ちなみに、眼鏡を通して仮面をしない人(少年)を見ると、プロフィール画像を設定していない初期のアイコンのように白い点で所在がわかります。眼鏡を外せば素顔が見えます。

 眼鏡は「私はあなたの素顔を見ませんよ」というエチケットになるのです。

 仮面と眼鏡は「見せない」と「見ない」のそれぞれ全く違う役割を持っているのです。だからひとつにまとめたりせず、二つあるのです。


 この作品は私が中学生のときに書いたものなので、表現が稚拙なゆえに読者に伝わりづらくなってしまったところもあるかと思います。過去作をあえてそのまま投稿しているので、温かい目で見ていただけると幸いです。

 「7年も前に完結してるなら毎日ちまちま小出しにするなよ、とっとと全部出せ」と思う方もいるかもしれませんが、少しずつ進むものってなかなか良くないですか?明日に期待できる。

 待ちきれない方は小説家になろうで「岡倉桜紅 透明人間」と検索してください。

2件のコメント

  • 中学生でこの作品はすごいですね😳
    (中学生にしてはという意味ではもちろんないです!)
  • コメントありがとうございます!
    ぜひ最後まで見守っていただけると嬉しいです。
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