『ドロステの夢』という中編をアップしました。
今回のテーマは、ドロステ効果。オランダかどこかで売ってたドロステ・ココアの缶に描かれていたイラストが、修道女の持っている缶の中にもまた同じ修道女の絵が描いてあり、永遠に小さくなりながら続いていく。終わりがない連続の中のたった一部。
あと、今自分が生きていると思っているこの世界が、全くの作り物だった、または、実態のない夢の中だったら、という空想も入っています。インセプションとか、トゥルーマン・ショーとか、バニラ・スカイみたいな、世界を俯瞰した視点で何か書いてみたかった。
この世界が夢だとしたら、この人生に意味を見い出せるか?という想像です。