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白む景色

 廻り廻りて輪廻の鎖
 心導く光の導き
 闇は払われ歌は届く
 見えない何かが降り注いでいく

 夢の大地を踏みしめて 
 その足跡はいつしか消えていく
 歩く先には幻の景色
 いつになったら辿り着くだろう

 世界を固定する約束は
 僕らを同じ向きに向けようとする
 ありもしない話に騙されていく
 もう少し眠っていたいのかな

 やさしい風が吹き抜けていく
 けれど気付く人はそんなにいない
 大きな龍はもう目覚めているのに
 目覚まし時計はもう鳴っているのに

 手を伸ばして歩いていく
 何度も何度も間違ってつまずいて
 足元が見えていないのかも知れない
 真実はあまりに近くてシンプル

 繰り返す日々
 変わらないものなんてない
 やがては力付くで変えられていく
 準備をしていないと間に合わない

 目覚めた鳥が飛んでいく
 きっとそれが合図なんだ
 何度目かの目覚めの時がやってくる
 見えない眼差しに見守られている

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