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2018年7月20日 09:29
小説新章追加
現在書いている小説「枳殻花に潮騒を」の2章を追加しました(プロローグ含めれば3章ですが)
この小説は過去に書いたものを載せているのですが、この章ではヒロインの一人からの告白等、前半の中では大事な部分なのでかなり念入りに加筆・修正を行いました
目に留めて頂ければ幸いです
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886381799/episodes/1177354054886385244
弦
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2件のコメント
羊毛文学
2018年7月22日 19:27
なんかつくろう部のうたかたです。今日一日ゆっくり読ませて頂きましたので、こちらに感想を書かせて頂きます。
・ポエムみたいに神秘的で儚げな雰囲気がありながら、理知的な描写がなされていてすごいと思います。若々しい感性の豊かさと、大人の語彙力の高さと両方兼ね備えていてすぐストーリーに引き込まれました。選んでいる言葉がとても芸術的で美しいです。
・早寧と枳殻が初めて話すシーンの舞台となる屋上。かつては見晴らしが良かったのに一度閉鎖され、その後学校側がしぶしぶ解禁したけれども、安全対策で牢獄みたいな見栄えになってしまった…という経緯がとても良かったです。生徒側と教員側のすれ違いみたいな性格を持った場面の中で枳殻が早寧に告白するというのが、なんかすんなりといかないであろう不安感を煽ってきて読んでてドキドキしました。
・物語の舞台となる学校環境、特にメインとなる美術室の描写は視覚に訴えるような写実的な描写がもう少し多いと場面を頭の中に再現しやすくて、ストーリーに入りやすいかもしれないです。早寧の作品が飾られている職員室前というのも、どんな風景になっているのかもっと知りたいです。
・登場人物の個性をもっと強くしても良いかもしれないと感じました。特に、上永と枳殻は、「このセリフの喋り方はこっちの人物だな」と分かるくらい話し方の雰囲気に差をつけると、これからこの三人が入り混じって会話をしても混乱することはないかもです。全く違うタイプの女性二人に対して早寧がどのような感情を抱き、どう応じるのかすごい見てみたいと思いました。
・早寧という主人公と、それに魅かれる二人の女性の人間性を判断するのに、彼らを取り巻く他の学生や教員らは、彼らをどう評価しているのかももっと知りたいです。
例えば美術部の早寧は「僕自身とても社交的と言える性格ではない」「部内でも浮いた存在」恋愛に興味がなくラブレターを貰っても「正直こういうのを煩わししいと感じてしまう」といった描写があるので、少し敬遠されたり、或いは体育会系の学生から見たら「暗いやつ」と下に見られていたりするタイプかと思います。そういう他の子からは分からない彼の魅力…とそれに気づく価値観を持った上永と枳殻、どういう経緯があって彼に惹かれていくのか…とか想像する材料がもっとあると面白そうだと感じました。
以上です。また何か感想が出たら書かせて頂きます。
続きの更新お待ちしてます!
弦
2018年7月22日 23:47
すごい細かいコメント、ありがとうございます。
こんな理路整然としたコメントは貰った事が無かったので非常にうれしく思います。
頂いたアドバイス、とても参考になりました
既にアップした話の修正も含め、考慮したいと思います。
やはり場所にしてもキャラクターにしても客観的な描写が少ない、というのは確かにあるかもしれません。それにヒロイン二人のキャラ付ですね。
2人の性格は全く違うのですがそれをきちっと表現した方が読者に混乱を呼ばなくていいかもしれませんね
とにかく非常にじっくり読んで頂いたコメントなのが分かります。
本当に有難うございます。
これからも時間のある時に読んで頂ければ幸いです
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