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クー子の着想について

前作にて、作者はケモ耳が出せないことに大変な後悔がありました。
よって次回こそはと思ってケモ耳だらけをと考えました。

そんな折、中国でのアニメ市場が厳しいというお話を聞きました。

→じゃあ、アメリカやヨーロッパ向けの作品がいいんじゃないかな。
作者はこんなふうに考えたのです。
そこで、和風ファンタジーの時代、もしや来るか!? と思いました。
作者は元々和風ファンタジー大好きだったのです。
だって、鬼っ子・狐っ子・狸っ子・天狗ちゃんも可愛いですよね。
こんなに萌え要素が沢山あって、好きにならないはずもなかろうものです。
思えば、初めてオリジナル小説を書いた時は、和風ファンタジーでした。そして、狐妖怪の子供……安倍晴明みたいなやつが主人公でした。
クー子は、その焼き直しな設定というわけではありません。
全く別物になっています。

→でも、そっちにも人気が出て欲しいならキリスト教にも敬意を払わなきゃ……。
そして生まれたのが「八栄え」です。
最初ネタ要素に見えるかもしれませんが、実は作品の中で最も尊い概念です。唯一神をどうにか日本神話の中で表現するために生み出した言葉です。
調べてみれば、日本には八紘一宇という概念があり、その元になったのがこれとしても違和感がないと思いました。

→キャッチーさをどこで作ろう……
これによって、VTuberという設定が付与されました。
前作もVTuberで成功気味ですから、味をしめたという部分もあります。
VTuberとしての目的としては、お狐さんですからやっぱり油揚げが良いのではないか……。
そこで妲己です。稀代の悪女として知られているお狐さんですから、色々と罪をなすりつけさせていただきました。
実際はVTuberでなくYoutuberなのは、せっかくお狐さんなのにガワ被せるのがもったいないと感じたからです。

でも、日本神話舞台、VTuber。この二つだけでは独自性が薄いと思いました。
そこで奇をてらい過ぎた感すらある設定テーマを追加しました。本地垂迹説です!
宗教学者ミルチャの説でもあります。

ここまで設定のテーマを書かせていただきました。
ですが、設定ばかり詰めても小説なのです、キャラクター達の動きにもテーマを設けたかったのです。

そちらのテーマはもう、前々から言われていた弱点と前作で掴んだ得意な点。おもっきり特化させました。
昔言われたのです「理由なき悪意をかけないね」って……。
もう、本埜は書けないし書かないと開き直りました。
なので、ストーリーテーマは愛情にしました。
そのせいでしょうね、本作は母性に父性にと愛情が飽和していますw
また、心の成長にも重点を置きました。
心理学を少しかじっているので、そちらも作品に反映させてもらいました。
マズローの欲求階層などがそうですねw

そんな感じで、本地垂迹説+愛の話を基盤に完結まで書きたいのが、本作クー子です。
これからもどうぞよろしくお願いします!

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