「山羊の歌」(中原中也)より
月
今宵月はいよよ愁(かな)しく、
養父の疑惑に瞳を睜(みは)る。
秒刻(とき)は銀波を砂漠に流し
老男(ろうなん)の耳朶(じだ)は螢光をともす。
あゝ忘られた運河の岸堤
胸に残つた戦車の地音
銹(さ)びつく鑵(かん)の煙草とりいで
月は懶(ものう)く喫つてゐる。
それのめぐりを七人の天女は
趾頭舞踏しつづけゐるが、
汚辱に浸る月の心に
なんの慰愛もあたへはしない。
遠(をち)にちらばる星と星よ!
おまへの劊手(そうしゅ)を月は持つてる
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眠いです。
この間、脳味噌HPが0になったせいでしょうか。
今週、時間があるからいっぱい書こうと思ったのに、全然計画通り行きません。
(泣き言)
……。
黒歴史だけ、とにかく書いちゃおうかなあ。
もう書き終わっている予定だったのに(しくしく)。
黒歴史のタイトルは「黒しまこのつぶやき」です。
出来心で書いています。
にゃ。